イントロ
サッカーの試合を見ていると、サポーターが大合唱するアツイ歌が耳に入るはず。そう、あれがチャントです!
選手を鼓舞するチャントですが、実はたくさんの種類があり、どれも聞いているだけで元気が湧いてきます。
- サッカー大好き!
- 日本代表の試合をもっと楽しみたい!
こういった方はもちろん、
- 元気を出したい・・・
- 週の中日で疲れてきた・・・
- 最近ワクワクしてないな・・・
こういった方にも読んでいただきたい内容です。
さあ、応援しよう!されにいこう!!
(今とにかく応援されてえ・・・!という人はもくじから「名チャントまとめ」へ一気に飛んでみてください◎)
- イントロ
- 「チャント」とは?
- 音楽的にみてみよう
- おなじみの日本代表チャント
- 初聞きでも血が沸くJリーグ名チャント
- 1.「仕掛けろ浦和」(浦和レッズ)
- 2.「ロール3」(鹿島アントラーズ)
- 3.「すすきのへ行こう」(コンサドーレ札幌)
- 4.「決めろ!か・し・わ!」(柏レイソル)
- 5.「東京ブギウギ」(FC東京)
- 6.「天使にラブソングを」(東京ヴェルディ)
- 7.「PASSION」(FC町田ゼルビア)
- 8.「FRONTALE RABBIT」(川崎フロンターレ)
- 9.「民衆の歌」(横浜F・マリノス)
- 10.「ラピュタ(君をのせて)」(湘南ベルマーレ)
- 11.「アイシテルニイガタ」(アルビレックス新潟)
- 12.「Heaven Is A Place On Earth」(ジュビロ磐田)
- 13.「デスパシート」(名古屋グランパス)
- 14.「REMEMBER」(京都サンガF.C.)
- 15.「大阪の街の誇り」(セレッソ大阪)
- 16.「俺たちが大阪さ」(ガンバ大阪)
- 17.「神戸讃歌」(ヴィッセル神戸)
- 18.「Hiroshima Night」(サンフレッチェ広島)
- 19.「博多の男なら」(アビスパ福岡)
- 20.「Minority」(サガン鳥栖)
- アウトロ
「チャント」とは?
サッカーなどスポーツでチームを応援するための応援歌です。
チーム全体を応援するものの他、選手個人を応援するもの、また相手を挑発するものもあります。
また、歌詞がないもの、既存の歌詞を入れ替えたもの、パートをわけて歌うものなどさまざまなバリエーションがあり、チームによっては数十曲ものチャントを持つところもあるそうです。
音楽的にみてみよう
南米・ヨーロッパ由来のノれるアツイ歌
チャントはサッカーの本場・南米やヨーロッパに影響を受けたものが多いのです。
そのため、クラーベのようなラテンのリズムが使われているものも多く、とにかくノリやすく、聞いていてワクワクするものばかり!
タイコ・手拍子・歌の限られた音色でもすさまじいパワーを持ち、聞く人の気持ちを無限大に高めてくれます。
また、「応援歌」というだけあって、実は歌詞がアツイものも多いのです。俺たちも一緒に闘っているぞ!というメッセージ性が強く、試合の展開にチャントが重なると思わずウルッとくることも。
あるある歌詞まとめ
どこのチームの応援でもよく登場する歌詞をまとめてみました。
オーレ・オレ・バモ
スペイン・ポルトガル語で「行け!がんばれ!」。GOに近い
アレ
「オレ」フランス語版
フォルツァ
イタリア語版
「がんばれ!」という気持ちを歌やコールにあわせていろいろな言い換えで使用していることがわかります。
おなじみの日本代表チャント
テレビの代表中継でもおなじみの、サッカー日本代表のチャントをまとめてみました!
聞き馴染みがあると、聞いていてより高揚感が出てきますね・・・!
1.バモ!ニッポン
これ「バモ(がんばれ)日本」って言ってたんですね・・・!
サッカー日本代表戦といえばこのチャントを思い出す、という方も多いはず。
2.日本オーレ
これもよく聞きますね!
こちらは「バモ日本」と比べてさらに覚えやすく、老若男女が声をそろえることができそう。
3.勝利の笑みを君と
こちらは比較的新しいもの!
サッカー中継などの主題歌であるウカスカジーの「勝利の笑みを君と」をチャントにしたものです。こういったポップスからもチャントが生まれるなんておもしろい!
初聞きでも血が沸くJリーグ名チャント
ここからはJリーグ(J1)の各チームの名チャントをご紹介します!
Jリーグの試合はあまり見ないという方でも、チャントという歌やリズムの楽しさを味わうことができます◎
元気を出したいみなさんにおすすめです!
- 地元に近いチームのもの
- 今住んでる地域に近いチームのもの
- 知ってるチームのもの
- なんとなく気になるもの
など、好きなものから聞いてみてください。
1.「仕掛けろ浦和」(浦和レッズ)
浦和レッズのチャントの良さは、なんといってもこの迫力!
試合につめかける大勢のファンによる力強い歌声は、アウェイでもホームかと錯覚させるほど。
こんなに大勢の人々が声を合わせて歌うことって、音楽の世界でもなかなかないのでは・・・。
浦和レッズのチャントは好きなものが多いので、機会があればまた別口で特集したいと思います◎
2.「ロール3」(鹿島アントラーズ)
「鹿島といえばコレ!」というほど有名なのがこの「ロール3」。
途中でテンポが切り替わるこの複雑さ・・・!高度なチャントに思わず自身の応援の手が止まってしまいそう。笑
3.「すすきのへ行こう」(コンサドーレ札幌)
こちらは地域柄が出ているのが個性的!
「リパブリック賛歌」のおなじみのメロディーに乗せたチャントですが、「すすきのへ行こう」という北海道ならではの歌詞が素敵。「勝って気持ちよく飲みに行こう」とでも言うような明るいメッセージ、イイですよね!
4.「決めろ!か・し・わ!」(柏レイソル)
「かしわ」という3文字を利用した3連符が最高に気持ちいいのがこの「決めろ!か・し・わ!」。
違うチームを応援していても、つい口ずさみたくなる軽快さです。(スタジアムではやめましょう。)「聞くだけでテンション爆上げ」の代表格!
5.「東京ブギウギ」(FC東京)
FC東京のチャント「東京ブギウギ」は地域密着型のチャント!
南米や欧州に影響を受けたものもカッコイイですが、こういうゴリゴリに「日本」を感じるチャントもワクワクします!
6.「天使にラブソングを」(東京ヴェルディ)
「いろんな原曲からチャントを作ってるんだなあ・・・!」と実感したのがヴェルディの「天使にラブソングを」。迫力で言えば本家に引けを取りません・・・!
ヴェルディのチャントは他にもハイロウズの「日曜日よりの使者」などもあり、ずいぶん種類がたくさんあるようです!
7.「PASSION」(FC町田ゼルビア)
町田ゼルビアのチャントですごく気になったのは、全体的に「町田」というワードに統一されていること!「ゼルビア」でなく「町田」と歌うことで地元地域への愛着がわきますね。
また、歌詞のアツさにもびっくり!
さぁ共に暴れよう 遠慮はいらねぇ 荒れ狂う衝動を 解き放たせよう
引用元:上記動画
いっしょに応援したくなってしまうカッコよさがあります・・・!
8.「FRONTALE RABBIT」(川崎フロンターレ)
フロンターレの名チャントといえばこの「FRONTALE RABBIT」。
この親しみやすく自然で美しいメロディがなんとオリジナル。すごいですね。フル尺の音源で展開とか付けたら普通に楽曲として楽しめそうです。
9.「民衆の歌」(横浜F・マリノス)
レ・ミゼラブルファンとして鳥肌が立つのが、横浜Fマリノスの「民衆の歌」。この歌の大合唱はズルイ、ズルすぎる・・・!!!
マリノスのチームカラーは赤・白・青。これはフランス国旗のトリコロールと同じ色なので、フランスの名作レ・ミゼラブルの名曲を使用しているのでしょう。考えられてる!!
10.「ラピュタ(君をのせて)」(湘南ベルマーレ)
Jリーグのチャントの中でもめずらしいな!と思ったのが湘南のこの「ラピュタ」です。「天空の城ラピュタ」の主題歌「君をのせて」の替え歌となっています。
国民的映画の主題歌とは親しみやすい・・・!あと曲がマイナー調なので緊迫感もありますね。チームの鼓舞にぴったり!
11.「アイシテルニイガタ」(アルビレックス新潟)
「やけどさせてくれ」の歌詞に一目惚れしてしまうのがこの「アイシテルニイガタ」。誰が作詞したんだ・・・会いてえ・・・。
途中の「ハイ!」という合いの手が楽しすぎますし、「ニイガタ」の音の使い方が4分音符1拍ずつであったり3連符であったり、随所に工夫が凝らされています。
12.「Heaven Is A Place On Earth」(ジュビロ磐田)
こちらは誰もが耳にしたことがある、ベリンダ・カーライルの「Heaven Is A Place On Earth」が原曲のチャント。
こう考えると、チャントは原曲選びにもセンスが必要ですね・・・。チームの応援に適しているか、みんなが歌いやすいか、他のチームのチャントに埋もれないかなど、考えることがたくさんありそう。
そんな中このHeaven~はとても良いセンスの選曲!
13.「デスパシート」(名古屋グランパス)
グランパスもとんでもない迫力があり、聞きごたえがありますね・・・!
「デスパシート」は南米らしいリズムに乗るマイナー気味のメロディがカッコイイ!「アレ アレアレアレオ」の歌の細かい刻みも独特で、この合わせるのは難しいフレーズがちゃんと聞こえてくるところにチームへの愛を感じます!
14.「REMEMBER」(京都サンガF.C.)
サンガF.C.の「REMEMBER」冒頭は、手拍子と歌のみでこんなに響くんだ・・・と驚かされます。
また、シンプルなフレーズながらスネアが入ってくるタイミングやフィルがカッコよく、耳に残り、誰でも歌いやすく、しかも飽きさせないチャントを実現しています。
15.「大阪の街の誇り」(セレッソ大阪)
セレッソ大阪の「大阪の街の誇り」。ビートルズの「オブラディ・オブラダ」のメロディにのせたチャントです。一番高い音の「アモレミオ」をみんなで頑張って歌うのがなんだかかわいい笑
大阪にはガンバというチームもある中でセレッソというチームを「街の誇り」と歌い上げるところも、メラメラしていてアガるポイント!
16.「俺たちが大阪さ」(ガンバ大阪)
ガンバ大阪のチャントはどれもとても個性的!
「もっといったれ」「いてこませ」など関西弁が散りばめられた歌ばかりで地域の一体感を強く感じられますし、「青と黒」「俺らだけが大阪」など、同じ大阪のチームのセレッソをメチャクチャ煽っていて燃えます。
17.「神戸讃歌」(ヴィッセル神戸)
この曲はヴィッセル神戸のサポーターたちが、阪神・淡路大震災をきっかけに、神戸という地域を支える意味も含めて作り出したものだそう。
チームだけでなく、神戸という地域そのものを激励するチャントなのですね。
背景を考えると悲しくなりますが、それさえ吹き飛ばしてしまうような力強さが、このチャントにはあります。
18.「Hiroshima Night」(サンフレッチェ広島)
「Hiroshima Night」は耳に馴染むきれいなメロディにタイコのリズミカルさが心地よい名チャントです。Bay City Rollersの”Saturday Night”を原曲としていますが、本家の明るさ・軽やかさとはまた違う真剣さも感じます。
歌とタイコのみなので当たり前といえばそうなのですが、試合に臨む緊迫感が感じ取れて、不思議にマッチしています。
19.「博多の男なら」(アビスパ福岡)
「○○の男なら」みたいな言葉にめちゃくちゃ惹かれます。自分が女性だからかもしれませんが・・・。アビスパ福岡のチャントには「博多の男」という歌詞がよく見受けられます、博多への誇りとリスペクトを強く感じますね!
また、アビスパのチャントには「気持ち見せろ」という歌詞も目立ちました。勝利のみならずその戦い方にもこだわる姿勢、良すぎる。
20.「Minority」(サガン鳥栖)
サガン鳥栖の「Minority」はGreendayの同名曲を原曲とするもの。本当にいろいろな曲が原曲になるんだなと実感しながらも、聞き比べると、明るく勢いのあるGreendayは確かにチャントと相性がいいのかも。
サガンのチャントは工夫がこらされていて、「Attack」(動画05:03~)というチャントでは女性担当パートがあります!めずらしい!
アウトロ
サッカーチームのチャントにはチームごとにあらゆる工夫がほどこされていて、時にはチーム・選手だけでなく、地域全体、そして聞く人の心までも勇気づけてくれるものなのだなと感じました。
人間の声には、力があるんですね。
調べていて、「勉強しながらチャントを聞くのが最高!」という声も見かけました!私もちょっぴり疲れた時には、お気に入りのチャントを流してみようと思います◎
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
また次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!