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雨穴さん曲「INTERNET WRITING MAN!!」に見る今日から使える作詞術

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イントロ

ホラー・ミステリー作品が人気の

ウェブライター雨穴さん。

 

実はそんな雨穴さん、
音楽の方面にもスゴイ才能を持つ方でした!

 

今回はその楽曲から歌詞について深掘りし、

作詞術としてまとめてみました。

  • 雨穴さんだーいすき
  • 作詞全然うまくいかない
  • 歌詞カード見るの好き

こんな皆さんはぜひ読んでみてください◎

 

 

 

 

 

そもそも・・・

「雨穴」とは?

雨穴(ウケツ)さんはオモコロというウェブサイトで記事を書いているライターさん。

omocoro.jp

ホラー・ミステリーの作風が得意な方で、ライター業の他にもYouTubeに投稿された動画「変な家」も大きな話題となりました。

www.youtube.com

全身を覆う真っ黒の服、顔には真っ白の面、という独特の出で立ち。

ボイスチェンジャーで変えたようなか細い声もあいまり、かなり怖いですが、動画内ではいたって穏やかな性格をしています。

 

正体も年齢もすべて不明ですが、オモコロとウェブメディア、そしてうさぎを愛する、多彩な才能を持つ方です。

 

リンク:変な家

 

「INTERNET WRITING MAN!!」とは

www.youtube.com

そんな雨穴さんの才能の豊かさがわかるのが

INTERNET WRITING MAN!!」です。

作詞・作曲・MVに至るまで、すべて雨穴さんが手掛けています。

 

軽快でアップテンポな曲調の中にウェブライターの苦悩、ウェブメディアへの愛情、そして他のウェブライターに対する敬意がつめこまれている名曲です。

 

今回はこの曲の歌詞に注目していきます!

 

歌詞・グッとくるポイント

1.トレンドでもあるリズミカルさ

youtu.be

最初の方で一番わかりやすいのは

「WEBサイトの客層は
そう、老境・酔狂・同業

ここ。すごくリズミカルですよね。

この曲の歌詞で最も印象的な気がします。

 

軽快なサウンドを加速させるために、

  • 韻を踏む
  • 歌った時英語にも聞こえそうな言葉選び
    (家→yeah )
  • 同じような言葉の繰り返し
    (書いて儲ける なんでも受ける
  • リズムの悪くなる音の省略
    (目悪なるばかり→「く」を抜く)

などなど、歌詞をリズミカルにするテクニックがたくさん使われているのです。

 

近年は特に歌詞の意味よりも音やリズムの心地よさの方が重視されている気がします。

「Bling-Bang-Bang-Born」を歌詞の意味で好きになった人は少ないと思います。笑

www.youtube.com

 

雨穴さんがそういったトレンドを意識したかどうかはわかりませんが、この言葉のリズムの心地よさは少しずつマネしていきたいところ。

 

HIPHOPの名手は良いリリックのために、良さげな単語をいつもメモしておくそう。普段からリズミカルな言葉を探しておきたいですね!

 

 

 

2.キラーフレーズの割合

youtu.be

私が思うに、この曲の主題はこの2:07からの

日常で使えないようなファンキーな発想で
サーバーを満たしてくれ!!

だと思います。

ウェブメディアをこよなく愛する雨穴さん。

そのウェブメディアが提供してきたもの、そして自分のウェブライターという仕事について理想とするものがここに凝縮されている気がします。

アツイ。

 

リズミカルな単語が軽快なサウンドと歌い口によって展開される曲だからこそ、ここではこの歌詞の意味が光る。

すてきな意味が一文に凝縮されたフレーズ=キラーフレーズの使い方がとても上手ですよね。

 

歌詞って書くとつい「良いこと」ばかり言いたくなるんですが笑、実はバランスもとても大事です。入れすぎると「結局何が言いたいんだ?」となります。

歌詞の中身は

  • 情景描写
  • 言葉遊び
  • 比喩、抽象表現

などいろいろありますが、キラーフレーズはその中でほんの少しでかまわないと思います。寡黙な人がぼそっと語った一言のように、その方が聞き手に響く気がします。

 

スピッツのチェリーも、誰にでもはっきりとわかるキラーフレーズはサビの

愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ

くらいだと思います。そう考えるとこの曲も、キラーフレーズの割合は極めて少ないのです。

 

本当に伝えたいフレーズこそ大事にして、割合を増やすより、どこに置くかを考えていきたいですね!

 

3.遊び心

この曲にはさまざまなウェブメディアネタが散りばめられています。

一番顕著なのは2番Aメロの英語っぽい部分。

youtu.be

ここ、実は

MADISKA-KARAPIA
TOKYO-BETSU-SHITEN-GUIDE
BUZZFEED-HYENA-ROCKET-NEWS 

と数々の大御所ウェブサイトの名が連ねられているのです。
(本当にウェブ記事が好きなんだな・・・)

 

他にも雨穴さんの所属するオモコロのライターさんの名前や記事名がふんだんに盛り込まれており、好きな方にはたまらない、そして元ネタ探しもおもしろいという奥の深さとなっています。

 

この「元ネタを組み込む」というテクニックは応用しづらいですが、歌詞中に遊び心・ユーモアを入れるのは良い手法です。親しみもわきますし、さきほどのキラーフレーズとの良い緩急になります

 

遊び心・ユーモアを入れるなら

  • 話し言葉にする
    (わからない→わかんない)
  • 語尾を親しみやすく(~だなあ)
  • 身近なワードを入れる
    !固有名詞は避けるのがベター
  • ユニークな造語を入れる

などが有効です◎

 

あまり深刻になりすぎると独りよがりになってしまうこともあるので、一度書き上げたものを時間が経ってから見直して、息を抜けるところを作ってあげる、というのも良いと思います!

 

 

 

今日から使える作詞術まとめ

  1. 言葉の心地よさを意識
    →リズミカルな言葉を探しておく
  2. キラーフレーズはバランスよく
    →量の多さより質、そして置き所
  3. 遊び心で親しみやすく
    →時間をおいてから遊びを足す

 

もちろん曲調や曲のテーマによってやり方は変わってきます。

自分の書いた歌詞に「何か足りないな」という時に、曲の元のイメージに沿うよう、必要なだけ参考にしてみてください◎

 

アウトロ

この曲を聞いていると「才能のある人って世の中にたくさんいるんだぁ・・・」と縮こまってしまうところもあります笑。

 

しかし雨穴さんを見ていると「興味があることをとにかくやってみる」という行動力も大切だな、と思えるのです。楽しそうだし!

 

私も、作詞も作曲もどんな音楽も、興味の湧いたことは手当たりしだい挑戦していきたいと思います◎

 

そして、雨穴さんが心血を注ぐ記事のほうも、気になったらぜひ読んでみてくださいね!

omocoro.jp

 

ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!

次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。

Have a nice music!

 

 

 

 

 

 

 

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