イントロ
みんな大好き『どうぶつの森』。
このゲームにはとたけけという音楽家のキャラクターがおり、リクエストをすることで、あらゆるジャンルの音楽を披露してくれます。
世界中の音楽ジャンルを知り尽くすのは大変ですが、とたけけのポップでかわいい曲なら、気軽にその特徴をつかむことができるかも!
ということで、とたけけの名曲を聞きながら、世界の音楽にふれていきたいと思います!
今回はヨーロッパ編です。
(ちなみにクラシック系は特大ジャンルすぎたので今回は除外しています)
「どうぶつの森」をまったく知らなくても楽しめる記事となっています。
お気軽に読んでみてください◎
アイルランド・ケルト
「アイリッシュソング」
無印良品で流れていそう。
笛の音色が特徴的ですが、これはバグパイプというアイルランドの楽器のもの。ジャケットでとたけけが背負っているものですね。
袋(バッグ)に空気をため、その空気を笛(パイプ)に通して音を鳴らすようです。
また、このファンタジーっぽい音使いも特徴のひとつ!
ドリアンスケールという音階を使っていることが多いようです。
「けけポルカ」
ケルト音楽特有のティンホイッスル(笛)やフィドル(バイオリン)が使われています。
ポルカとは二拍子の軽やかなダンスの曲。
この曲もアコーディオンやタンバリンが奏でる二拍子がとても楽しいですよね!
まさに踊りだしたくなるような、かわいらしい曲です♪
アイリッシュとケルトの違い
「ケルト」はアイルランド、スコットランド、マン島、ウェールズ、そしてフランス北部のブルターニュ地方、スペインのガリシア地方など、ケルト民族の文化が伝わったあらゆる地域を指す言葉です。
アイルランド特有のハープやティンホイッスルを使っているものは、ケルト音楽の中でも「アイリッシュっぽい」といえるかもしれません。
ドイツ
「アルペンそんぐ」
アルプス地方で歌われるヨーデルですね!
ヨーデルはドイツのもの、というのでなく、あくまでアルプス地方に伝わるものなので、スイスのヨーデル、オーストリアのヨーデルなどいろいろあります。
この曲のタイトル「アルペン」はドイツ語なので、今回はドイツとしてご紹介。
ウクライナ
「コサックそんぐ」
「コサック」はウクライナの伝統文化。
ロシアのものと勘違いしていましたが、そうではないようです。ちなみにウクライナ語では「ホパーク」というそう。
2拍子のものが多く、終わりにかけテンションを高めていくかのように早まっていくテンポが特徴的です。
この曲のようにマイナースケールのものが多いのかな・・・と調べてみましたが、普通にメジャースケールのものもたくさんあるようです。
ウクライナ民謡をベースにしているコサックソングが多い模様。
さてコサックといえばやはりダンスですが、本場はヤバイですね。
元からダンスの習慣が根付いていると、民族的全体としてダンスが得意になるんでしょうか・・・。
スペイン
「けけフラメンコ」
スペインの代表的な音楽・フラメンコ!
ステップをよりアツイものにするための情熱的な歌、激しいアコースティックギターが特徴的です。
悲しい曲調のものもありますが、最後は必ず速いテンポで力強く終わるのもフラメンコの特徴だそう。
音楽、特に民謡には人々の考え方や生き方も反映されておもしろいですね・・・!
フランス
「けけパリ」
カフェで流れていそうな優雅さとおしゃれさ。
拍子の軽やかさといい豊かな装飾音といい、遊びやゆとり、余裕を感じせてくれる1曲です。
高音をちょこちょこ駆け回る少女のようなフレーズもすてき!
イタリア
「ナポリタン」
3拍子にあわせた、堂々としたメロディー。
メジャー調を悠々と泳ぎまわるような雄大なフレーズには海を感じます。
アコーディオンやシンバルの音色もあいまり、とても明るく華やかです!
ゲームサウンドだとわかりづらいですが、ジャケットでとたけけが持っているマンドリンも、イタリア音楽には欠かせない要素です。
アウトロ
各ジャンルの特徴を絶妙に捉えている、
とたけけソングたち。
ゲームの中の一要素でしかないにも関わらず、すごい手の入れようです。
また、各曲の元となったジャンルをたどると
- リズムやテンポ
- 使っている楽器
- メロディの音使い
- 人々の考え方・生き方
などの違いによってさまざまにわかれており、音楽はそこに住まう人々の歴史そのものでもあるのだな・・・と実感できました。
次回以降も引き続き、とたけけの曲とともに、世界各地の他の音楽ジャンルを見ていこうと思います!
新しい音楽ジャンルに出会いに行くぞ!
お読みいただきありがとうございました!
また次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!