イントロ
「楽器はできないけど、曲作りしてみたい・・・」
「自分でオケを作ってみたい・・・」
こういう方はたっくさんいると思います。
が、いざ始めるのってハードルが高いですよね。
何から手を付けて良いのか、難しいんじゃないか・・・と思うと、一気にやる気が削がれてしまったり。
今回はそんなみなさんにおすすめの、DTM指南書をご紹介します!
また、効果的な使い方などもあわせてご紹介していきますので、参考にしてみてください◎
どんな本なの?
まずは作るんだっ!
おすすめの1冊、それはこちら!
『作りながら覚える3日で作曲入門』です。
「理論とか一旦置いておいて、無料ソフトを操作して1曲作ってみょうぜ。3日でな!」という本です。
- ソフトのインストール方法から始まるていねいな説明
- 使用ソフトは付属のCD-Rにある無料ソフト、
もしくはMacに最初からあるGarage BandでOK - 参考音源もCD-Rにアリ
という超親切設計により、誰でも必ず3日で1曲作れます。
ドラム・ベース・ギター・ピアノメロが入った楽曲が、です!
最初の1歩・最初の1曲という一番ハードルの高いところを軽々越えることができます。3日で。
0から1歩踏み出すのはかなり大変ですが、踏みだしてしまえば、1歩から2歩目に進むのは易いもの。
「なんだ、作曲って小さな作業の積み重ねでできるんじゃん。」と実感として理解することができれば、その後は自分なりのやり方を探しやすくなると思います。
その最初の一番難しい1歩を簡単にしてくれるサポーター、それがこの本です。
ちなみにこの本、付属CD-Rがものすごく重要なので、ご購入の際はぜひ新書でお求めください・・・!
誰が書いてるの?
作者はmonaca:factoryさんといい、10日P(トオカピー)という名前でボカロPとして活動しています。
DTM及び作曲を始めて10日でボカロPデビューを果たしたことから、10日Pと呼ばれるようになったそうです。
現在はmonaca:factoryの名で楽曲投稿を行うほか、『北斗の拳』などのゲームBGMを手掛けているようです。
monacaさんの楽曲はどの楽曲もムダな音がなく、各楽器洗練されているのがいいですね・・・。
ところでこういった指南書を買う時、どんな方が書いているかはしっかり確認したほうがよいです。
名高い実績を持っているか、ではなく、「好きだな」と思える作品を作っているか、プレイをしているか、など、自分の感性に合う方かどうかを事前に判断するのです。
あらゆる指南書をやみくもに読んでいると、やり方の違いに振り回されてしまいます。
そうならないよう、「この人のやり方で自分の理想とする方へ近づけそうか?」というのをいつも念頭に置くとよいでしょう。
効果的な使い方
さてこの本は名著ですが、本の指南の通りに1曲作るだけではDTM作曲ができるようになったとは言えません。(えー!)
この本のテーマはあくまで「まずは作ってみる」、そして「作りながら覚える」。一度作っておしまいではなく、何度もやり方を変えて楽曲制作することによって、そのやり方を体にしみこませていくのです。
その具体的な方法をご紹介していきます。
1.ファイルをお借りして作りまくる
この本にはCD-Rがついており、参考音源のほかに、なんとサンプル作曲ファイルもついています。これが本当に神。
ソフト上でファイルを開くと、曲がデータとして展開されます。
耳で聞いた音楽がソフト上でどのような配置になっているかを確認することができるのです。
「こういうフレーズってこういう風に音を置けば再現できるのか~」、と実用に活かすことができる。
せっかくならどんどん使わせていただきましょう!
できあがっているフレーズを借りて、新たな楽曲を作り出すのです。
それをオリジナルとしよう!という意味合いでなく、あくまで練習用として使用するのです。
特にドラムフレーズやベースフレーズなど、「もう何から始めていいかわからん・・・」というパートに有効です。既存のフレーズをひたすら使っているうちに、このリズムはこう、というのを体が覚えてくれます。
2.アドバイスを参考に作りまくる
1曲作ったあとに「ステップアップ編」「レベルアップ編」が始まります。
オリジナル楽曲をより良くするためのテクニックや、そのために必要な最低限の音楽理論を教えてくれるのです。
これらの章で得た新しいテクニックや理論を使って、いちいちどんどん曲を作っちゃいましょう!
たとえば「テンポの違いで曲の雰囲気が変わる」というアドバイスがあれば、60・80・100・120のそれぞれのテンポで1曲ずつ作ってみる。
1曲ずつが長ければ、1番のみ、1フレーズのみでもいいかもしれません。でもとにかく作ってみる。
3.気になった部分はとことん調べよう
作っているうちに
- もっとたくさんコード進行が知りたいな
- 他のドラムパターンないかな?
- こういう音色って足せないのかな?
- 有料DAWってどうなんだろう?
などなど気になる部分が出てくると思います。
そういった部分はどんどん掘り下げて調べていきましょう。ネットは手っ取り早いですし、書籍もたくさんあります。
人から言われたことをそのまま取り入れるのではなく、自ら気になったことを深掘りし身に着けることによって、楽曲のクオリティだけでなく、オリジナリティまでもどんどん磨かれていきます。
アウトロ:トライアンドエラーを
いかがでしたでしょうか!
やってみようかな、できるかな・・・とあれこれ考えてしまう前に、とにかくやってみる!ときには失敗する!でもまたやってみる!!を積み重ねることこそが、DTM作曲上達の近道なのではないか、と感じました。
筆者も本著にならい、何曲か作ってみたところです。
まだまだ失敗ばかりですが、いずれこのブログで公開するのを目標に(!)、たくさん曲作りをしていきたいと思います。
また、その過程で役に立った知識などもご紹介していくつもりです!いっしょに頑張りましょうね・・・っ!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
また次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!
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