今日の1曲:
繊細で力強い春のナンバー「April」
今日ご紹介するのはNICO Touches the Wallsの「April」です。
◆リンク
悲しみに暮れる「君」を、優しく、そして力強く支え続ける1曲。
この曲を作った光村さん自身の繊細さも感じさせるようなていねいな言葉の描写が印象的。
それを表現するようなギターのサウンドも美しく、他のバンドとは一味違う、NICOらしい良さを持った曲です。
泣かないでじゃなく、「泣いていい」
傷付いている大切な人の力になりたい・・・という曲は無限にあります。
それでもこの曲が他と違うのは、それに対する回答。
きっと泣いていい 君は泣いていい
僕が手を握るよ
君は泪の雨で やがて海を作って
二人で船を出そう引用元:J-lyric.net
「泣かないで」じゃなく、「泣いていい」。
「僕が救う」じゃなく、「手を握るよ」。
泣くのをやめさせるんじゃなく、どうにかしてあげるんじゃなく、その人が自分で自身の気持ちに折り合いをつけるのを待ってあげる。
辛い思いをしている大事な人に対して、真にその人のためになることを考える、という感じがして、とても誠実さを感じます。
繊細で人の気持ちに敏感でないと、この描写は出てこないと思います。
NICOの曲はどれも、こういう繊細で奥深い感情の表現があるのです。稀有なバンド。
NICO???
NICO Touches the Walls(ニコ タッチズ ザ ウォールズ)というバンド名を知らない方でも「手をたたけ」は聞いたことがあるのではないでしょうか。
一時期CMでたくさん流れていました。
この曲もね・・・キャッチ―と見せかけて「願う日は来ないけど」というリアリズムが最高で・・・略
アニメ主題歌なども担当した名バンドでしたが、残念ながら解散してしまいました。
しかし解散しても彼らの音楽は残り続けています!名曲だらけなので、良かったらこの機会にぜひ聞いてみてください。
「今日の1曲」は今日がラスト!
さて、全10回にわたり「今日の1曲」と題しておすすめの曲をご紹介してきましたが、この企画は本日がラストとなります。
10日間、ありがとうございました!
これからはまたテーマに沿って記事を書いていきたいと思います◎
今後ともWN.をよろしくお願いします!
Have a nice music!