イントロ
4年ほど使っていた愛用イヤホンが壊れました。沈痛。
新しいのを買おうといろいろ調べてみましたが、イヤホンの選び方って難しいですね!
というわけで今回は備忘録もかねて、イヤホンにまつわる用語、スペックの解説など、自分に合うイヤホンの選び方を書いていきます!
- イヤホンほしいけどありすぎてわからない
- 音質の良さってどう見分けるの?
- 5000円以下でなんとかなりませんか?
こんな私のようなみなさんにおすすめの内容です。
チェックポイント①コーデック
コーデックとは、ものすごく簡単にいうと、『bluetoothで音声ファイルを送受信するカゴ』みたいなものです。
基本のSBC、Apple製品に搭載された高音質のAAC、さらに高音質でAndroid製品に搭載されたaptXなどがあります。
自分の使っている音楽プレーヤーのコーデックに対応したイヤホンを選ぶことが重要です。でないと、せっかく高音質のプレーヤーを使っていてもイヤホンに反映されなかったり、遅延が起きたりします。
まずは持っている音楽プレーヤーのコーデックをチェックしてみましょう!
チェックポイント②得意な音域
各社・各製品によって、得意な音域が違います。「迫力のある低音」とか、「中低音がクリアに聞こえる」とか、そのイヤホンが何の音を得意とするか、広告にはデカデカと書かれているはず。
周波数で見た時、それぞれ
- ドラムのキックやベースは低音
- ボーカルやギター・金管楽器は中音
- シンバル類は高音
のようにわけられますが、自分がどの音を強く聞きたいのか、また好きな音楽ジャンルはどの楽器を多く使っているかなど、あらかじめ把握しておくとスムーズです◎
チェックポイント③予算
3万円近くするものから1000円程度のものまで、ピンからキリまであるのがイヤホン。
実際に品物を見る前に、予算を決めておいたほうがラクに選べます。
ちなみに私が今まで調べた&聞いてみた感触だと、
1000円台 作業用なら〇
~3,000円台 まれに掘り出し物アリ
~5,000円台 3,000円との違いにビビる
こんな感じでした◎(※個人の感想です)
1万円以上のイヤホンは使ったことがありませんが、きっと5,000円との違いにビビることでしょう。笑
ただ、貪欲に音質を求めて大きな金額を使うなら、いっそヘッドホンやスピーカーを買う方がいいかもしれないな、とも思います。
チェックポイント④+α機能
ここまでで候補をしぼり切れなかったら、追加機能も見てみましょう!
- 再生持続時間・充電時間
- 防水機能
- ノイズキャンセル
- 外音取り込み(アンビエント)
∟電車のアナウンス等、外の音も聞こえやすくする
などがそれです。
どんなシーンで使いたいのかを明確にすると良いと思います。通勤で使いたいなら連続して何時間くらい使用するか、お風呂場で使ったり、運動しながら使って汗に濡れる可能性があるか、などなど・・・。
広告を見ているとどれも魅力的に思えてきて、『じゃあ全部乗せで!』とつい言いたくなりますが、乗せれば乗せるほど価格も上がります。
5,000円以下・高コスパを狙うなら、機能を取捨選択することも大切です◎
専門用語etc.
ここからはイヤホンを選んでいるとたびたび目に入る難しい用語を解説していきます◎
選んでいる間に「これ何?」となったら読んでみてください。
ドライバー
イヤホンの音が鳴る部分です。一番大事な部分。車のエンジンみたいなものですね。
5,000円くらいの高コスパイヤホンには「ダイナミック」という種類のドライバーが使われていることが多いようです。低音が得意。
製品ごとにいろいろなドライバーが使われており、大きくて迫力のある音を出すもの、小さくて軽いものなど本当に様々。
音質を大事にしたい時は、製品のドライバーの説明をよく読んでみてください。
電気抵抗値という値で、大きいほどノイズが小さくなりますが、音量も小さくなります。
ノイズが気になる場合は、ノイズキャンセル機能がついているか、インピーダンスはどの程度かなど、気にかけてみてください。
カナル型・インナーイヤー型
カナル型は密閉するタイプ、インナーイヤー型はフックで引っ掛けたりするタイプです。名前ややこしすぎるだろ。
カナル型は音漏れしにくく、繊細かつ迫力のあるサウンドを楽しめます。が、密閉するので、耳が痛くなりやすいです。
一方インナーイヤー型は、音質バランスが良く、長時間使用しても疲れにくいですが、音量を上げると音漏れしやすいです。
防水機能IPX
防水機能の程度をIPXという等級で表しています。
0を防水の保護ナシとして、
IPX4 水飛沫ならOK
IPX5 直接噴流が来てもOK
IPX6 強い噴流でもOK
IPX7 水洗い可
IPX8 水面下で使える
くらいの機能となっています。
ただ、防水機能は使用していくうちに低下していくものなので、「じゃあIPX8のやつをホントに水中で使お^^!」みたいなのはやめておいた方がいいと思います。笑
運動しながら使うから汗や雨がつくかも、水洗いもしたい・・・という場合は、IPX7以上のイヤホンをおすすめします。
で、おすすめは?
TaoTronics97しか勝たん
上に書いたようなことを元に新しいイヤホンを探しましたが、結局いろいろ調べた結果、「今まで使ってたのが一番いいやん。」ということに気付いてしまいました。
それがこちら。
TaoTronics Sound Liberty 97です!
※現在Amazonとyahooショッピングでは取り扱いがないようです。
アメリカの会社、TaoTronicsが発売した高コスパイヤホン。
魅力をつづっていきます。
良いところ
✅全音域がバランス良く聞こえる「フラット」な聞こえ
✅高音質なapt-Xコーデック対応
✅迫力のある音を楽しめるカナル型
✅合計再生時間、驚異の36時間
✅IPX8の防水性
✅雑に扱っても寿命以上頑張ってくれるケースも
✅なのに4,000円しない(※24.4.25現在)
「1万円のイヤホンに引けを取らない」と言う人もいるほどの音質です。
わたしは1万円以上のイヤホンを使ったことがないので検証はできませんが、少なくとも以前買った5,000円台の有線イヤホンよりずっと良いのは確か。
低音もズシンとしっかり聞こえますし、高音の繊細な響きもひろってくれます。
そして特に良かったのは耐久性。
わたしは物の扱いが雑ですぐダメにしてしまうのですが、このイヤホンは私の1日充電しっぱなしというひどい扱いにも耐え、なんと約4年も元気に動いてくれました。
ふつうイヤホンの寿命は2,3年ほどらしいので、なかなか長生き。なんて健気。
これは特にオフィシャルに宣伝しているわけではないので私だけのケースかもしれませんが、ヤワな作りにはなっていないはずです。
良くないところ
✅滑りやすい
✅タッチ操作が少しうざい
✅勝手に接続されてしまうことがある
✅カラバリなし
ケース・イヤホン共にさらさらとした質感で滑りやすいので、ふとした時に落としてしまわないよう注意が必要です。取り外しは慎重に。
それからイヤホンは指でタッチすることで操作が可能で、それ自体は便利なのですが、ふと指がふれてしまっても作動するので、それは少しうざいです。この機能とは5年間戦い続けました。
また、ケースから取り出していないのに勝手に接続されてしまうことも多々ありました。ただ、10分で勝手に電源が切れるので、充電がなくなる心配はありません。
カラー展開は黒と白とあったようですが、現在は黒のみとなっているようです。イヤホンでおしゃれも楽しみたい方には不向きかも。
しかし調べれば調べるほど、この音質とコスパを実現できるのはTaoTronicsしかいないのでは・・・?と思えます。
「ノイズキャンセルや外音取り込みもほしい!」という方にはちょっと違うかもしれませんが、「5,000円以下でとにかく音質のいいイヤホンがほしい!」という方には全力でゴリ押ししたい一品なのです。
詳しいレビューはこちらからもどうぞ↓
まとめ
- 対応コーデックをチェックだ
- イヤホンの「得意」と好きな曲の特徴をチェックだ
- 予算は先に決めとけ
- 使う目的やシーンを想像せよ
- 5,000円以下で音質いいのはTaoTronics97だ
良い機能も良い製品もたくさんあり、隅から隅まで見るときりがありません。
ですので大切なのは、自分がイヤホンに求めるものをハッキリさせること、そしてそのイヤホンの「得意」を見極めることです。
アウトロ
私は調べてみてTaoTronics97の良さに改めて気付けたので、結局また同じものを買うことにしました。笑
新しい子は充電さしっぱにせず、とことん大切にしようと思います・・・!そして4年の最長イヤホン寿命を更新するんだ・・・!!
とは言え、もちろんTaoTronics97だけが良いイヤホンではありません!
ご自分に合うすてきなイヤホンが見つかると良いですね◎
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
また次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!