イントロ
クラシックは好きですか?(バスケットは好きですか?みたいな)
”クラシック”という膨大な海を前にして、その良さや楽しさを知らないまま過ごすのはもったいないのでは・・・!?とふと感じたので、今回のテーマは『クラシックの楽しさを知ろう』です!
身近な曲や関連マンガ作品、もっと楽しむ方法などを見ていきながら、奥深いクラシックの世界をちょっぴりのぞいてみましょう♪
もくじ
音楽を楽しむ鉄則
ここで皆さんに、クラシックに限らずすべての音楽に共通する、音楽を楽しむ鉄則をご紹介します。それは・・・
”Don't think! LISTEN!(考えるな!聞け!!)” です!
こむずかしい知識やうんちくはぜ~んぶ後回し!まずは気に入ったフレーズ、楽器、音色、アーティストや作曲家を見つけましょう!
人間の頭は意外に単純なので、一度『好きだな』と感じさえすれば、あとは勝手にそのジャンルや分野を深掘りしていくものなのです。
クラシックというジャンルの楽曲の数は、一生かかっても聞ききれないほどあります。その中にあなたの心を動かすものが、きっとたくさん見つかるはず。
絶対知ってる!身近なクラシック5曲
というわけで、まずは身近な曲から聞いてみましょう!
あらためて聞くといいフレーズだな、気分が落ち着くな、この曲に使われている楽器はなんだろう・・・など、興味や好奇心をくすぐるものを探してみてください◎
💡クラシック、特に元から知っている曲は、いつもより少しだけ大きな音で聞くのがおすすめ!普段聞こえてこない楽器の音にも気が付くことができます。
1.「運命」:ベートーヴェン
正式名称 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 第1楽章 Allegro con brio
ド頭から強烈な印象をもたらす1曲ですよね!オーケストラの迫力が存分に発揮されている曲でもあります。超いいスピーカーで聞きたい。
最後の最後までとんでもない感情のジェットコースターです!
💡ちょっと落ち着いてよ・・・となったら、ぜひ穏やかで華やかな第2楽章もどうぞ。
2.「ボレロ」:ラヴェル
正式名称 ボレロ
これを聞くと「もうフィギュアスケートのシーズンか・・・」となります。
最初のスネアとフルートの編成からは予想もつかないハデハデなクライマックスが何と言っても最高です!
14:40~あたりのトロンボーンのしなりのある音が好きで好きで、、、ひとまずそこだけでもいいからぜひ聞いてみてほしい・・・!
3.「月の光」:ドビュッシー
正式名称 ベルガマスク組曲 第3曲 「月の光」
先の2つの大迫力に比べ、こちらは繊細な1曲。ほとんどピアニッシモという非常に小さな音で演奏されるそうです。
細やかな音の動きが、なにか光の中の色のグラデーションを思わせるような、ふれれば壊れてしまいそうなはかなさを持っています。それでいてすがすがしく朗らかなので、優雅な気持ちで聞いていたい1曲ですね・・・。
4.「カノン」:パッヘルベル
正式名称 3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調
ヴァイオリンのオルガンのハーモニーがとても美しい1曲です。
この曲に使われている和音の流れ(進行)は現代のポップスにもよく使われていて、「カノン進行」と呼ばれています。1700年頃に作られた曲が現在も形を変えて生きているなんて・・・。
💡カノン進行の曲
- 負けないで/ZARD
- クリスマス・イブ/山下達郎
- マリーゴールド/あいみょん
- However/GLAY
- Don't Look Back In Anger/OASIS
- Piano Man/Billy Joel etc, etc...
5.「G線上のアリア」:J・S・バッハ
原曲 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 第2楽章 エール
クラシックといえば、バッハを外すことはできません!(いや外すことができない作曲家はたくさんいるのですが・・・)
「G線上のアリア」というのは、この曲が一度他のヴァイオリニストによって別のキーに編曲された際、「ヴァイオリンの一番低いGの音の弦だけで弾けるよ」という意味合いでつけたもの。次第に、現在バッハの曲としてよく聞かれる元々の曲(「管弦楽~」)も、G線上のアリアと呼ばれるようになりました。すげーややこしい
こんなにシンプルな編成、旋律で、どうしてこんなに美しいのでしょう・・・。優美さと、ときになにか切なさも感じる曲です。和音を奏でるオルガンも、心安らぐ音色をしています。
マンガから攻めよう
曲から入るのはちょっとな~な方は、マンガからクラシックの世界に入るのもおすすめ!ストーリーを楽しみながら、自然とクラシックの曲や知識にもふれることができます。
私の1番のおすすめは『のだめカンタービレ』です!
千秋先輩とのだめの恋の模様、音大生たちの音楽に対する情熱、葛藤を追いかけながら、オーケストラやピアノの名曲を知ることができます。音大生や音楽家たちの物語なので、演奏に際してどんな心情なのか、その曲にどんな意図があるのか・・・などなど、深く広くクラシック音楽界について知ることができます!
他にもクラシックやピアノを題材にしたマンガは、ONE PIECEの尾田先生でさえ嫉妬したという巧みな音表現を用いた『四月は君の嘘』や、NHKからアニメにもなった『ピアノの森』など!ぜひ読んでみてください◎
オマケ
クラシック曲をテーマにしたアプリゲームが最近登場したようです!
楽曲をモチーフにした少女たちが戦うゲームらしいのですが、それぞれのBGMもアレンジされたクラシックを使用しており、それを聞いているだけでもかなり楽しめそう!可愛いし!(大切)
普段こういうゲームは遊ばないのですが、クラシック特集を考えている時に見つけたのでかなりテンションが上がりました笑 こんなきっかけもありかも!
↓こちらでBGMも聞けます
さらにクラシックを楽しむ方法!
ここからはさらにクラシックを楽しむ方法をご紹介します!
1.大きな音量で
先にも書きましたが、クラシックはいつもより少し大きな音量で聞くのがおすすめです!
クラシック楽曲は有名な曲になると意外に身の回りにあふれていて、耳が慣れてしまっている場合も。そういった曲でも少し音量を上げることで、聞き流している時はわからなかった楽器や音にも気が付くことができます。
また、オーケストラの大迫力やピアノソロ曲の緊張感などもわかりますし、ライブ音源では始まる前の会場の静まりや、拍手喝采なども楽しめます!
あまり大きな音をスピーカーで流すとご近所さんに怒られてしまいますし、イヤホンで大きな音を聞きすぎると耳を傷めてしまいますから、ちょうどいい音量を探ってみてくださいね◎
💡最初から音量を上げすぎると、後半にかけての盛り上がりで耳を持っていかれる可能性が高いです。いつもよりちょっぴり大きな音・・・くらいから調整していってくださいね!
2.作業用BGMや睡眠導入として
クラシック楽曲には長いものも多く、最初から本腰入れてぜーんぶ聞こう!と意気込むと疲れてしまうことも・・・。
慣れないうちは仕事や家事などの作業のBGMとして流すのもおすすめ◎ 流れてくるフレーズの中に「お、これは」と思ったら、ぜひその作曲家・演奏家の曲をどんどん聞いてみてくださいね。
また、ピアノアレンジのクラシックなどを寝る前にゆっくり聞くのもおすすめ!ゆったりした気持ちで眠りにつくことができます♪
3.もう行っちゃおう!
少し興味がわいてきた方はもちろん、「やっぱり良さ、わからないな」という方も、もういっそコンサートへ出掛けてみましょう!クラシックコンサートは全国各地で開催されています。
音源で聞くのと生で聞くのとでは、音の解像度も、迫力も空気もまったく違います。忘れられない体験になること必至です!
💡基本的に、クラシックコンサートにドレスコードはありません!自身の思う「少しきれいめ」をイメージしていけばOKです◎
さすがに急に行くってのはね、、となったなら、まずはライブ音源を聞いたり、コンサート会場での動画を見てみるのもいいですね!
映像で見ることによって会場の雰囲気もわかりますし、何より指揮者や演奏家たちの動きを知ることができます!「この音、この楽器だったんか・・・」という発見もなかなか楽しいものです。
アウトロ
いかがでしたでしょうか!
聞いてみれば「素敵だな」と思えるフレーズも多く、しかも無限に楽しめるジャンル、それがクラシックです。敷居が高く、何もないところから最初の1歩を踏み出すのは少しむずかしいですが、この記事がみなさんの最初の1歩を後押しできたらいいな・・・と思います◎
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
また次の素敵な音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!
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【ご紹介・おすすめ作品】
【参考ページ】
クラシック音楽を聴き始めの初心者におススメの鑑賞法「演奏家×楽器」でクラシック音楽の世界を広げよう♪|名古屋クラシック音楽堂
【誰もが聴いたことのあるクラシック定番名曲集】BGM集Part1 - YouTube
【誰もが聴いたことのあるクラシック定番名曲集】BGM集Part2 - YouTube
【誰もが聴いたことのあるクラシック定番名曲集】BGM集Part3 - YouTube