イントロ
上質な音楽を作りだす人はみな言います。
「ブラックミュージックに影響を受けて」と。
(ホントか?)
しかし実際に聞いてみたところ、ブラックミュージックには目からウロコが落ちるような新しいリズムの世界がありました!
- ブラックミュージックって結局何?
- ヒップホップとか大好き
- カッコイイ音楽が知りたい
こんな皆さんはもちろん、
- リズム感がなくて困ってる・・・
という方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
思わず体を揺らしてしまう、ブラックミュージックの世界へようこそ!
”ブラックミュージック”とは?
ビート感・グルーヴ感
ブラックミュージック最大の特徴はビート感・グルーヴ感。
ちなみにビート感は一定間隔で刻まれる音、グルーヴはその音によって引き起こされる高揚感を指すようです。
リズムは音楽の三大要素のうちの一つ。
どんな音楽にもリズムは存在するわけですが、特にこのリズムを大切にしているのがブラックミュージック、というわけですね。
ピンと来ない方はブラックミュージックの対極、クラシックと比べてみると良いと思います。クラシックはメロディの方に重点が置かれています。
またブラックミュージックでは、4和音の複雑な響きを持ったコードがメインであることも特徴の1つ。これはブルースやジャズを聞いていただくとわかりやすいと思います。
ジャンルでいうと・・・
ブラックミュージックにはあっっっらゆる音楽が含まれています。
まずはブルースやゴスペル。
ブルースからロックンロール、そしてロックが生まれ、R&Bが生まれ、ジャズが生まれました。ゴスペルは同じくR&Bに、そしてソウルの誕生にも影響を与えています。
現代に近づき、ヒップホップという一大ジャンルが誕生しますが、これもブラックミュージックです。
つまり、現代の音楽で、ブラックミュージックに一切影響を受けていない音楽は存在しない・・・と言っても過言ではないと思います。
それくらい、世に大きな革新をもたらした音楽です。
”ブラック”?
ブラックミュージックとはそもそも、アメリカに連れてこられた黒人たちが生み出し、発展させた音楽です。
彼らの故郷であるアフリカのビート、農作業中に行う掛け声(フィールドハラー)、これに西洋楽器や西洋音楽の理論をかけあわせたもの。それがブラックミュージックです。
西洋人が磨き上げた旋律やハーモニー、そこにアフリカ人の抜群のリズム感が加わることによって、現在でも発展を続ける素晴らしい音楽が生み出されたのですね。
リズム観が激変する動画たち
ここで筆者が良い意味で「ウワ・・・」となった、黒人たちのリズムに関する動画をいくつかご紹介します!
これを見るとリズムのとらえ方がガラリと変わりますし、その奥深さに驚くこと間違いなし。
1.リズムには空間と時間が関係している
とりあえず再生して、16ビートの違いを聞き比べてみてください。
空間をうまく活用することによって、リズムがグッと立体的になるのを感じられます。
聞いてみてビックリしたら、ぜひ最初からじっくり解説を聞いてみてください。リズム観もリズム感も変わることうけあいです。
この黒人特有のリズムの取り方「2拍3連」はスポーツの世界で活用されることもあるそう。
2.体の使い方でリズムが良くなる
左右の足踏みでリズムを取れば、踏みかえる際のラグが生まれる。一方・・・というお話です。整体院の方が解説してくださる体とリズムの関係、メチャクチャためになる・・・!
1の動画でも思いましたが、リズム、もとい音楽にも、時間と空間、また人間の体といった自然科学が密接に関連しているのですね・・・。
3.本場・アフリカのリズム
最後は本場アフリカのリズムを聞いてみてください!
タイコの音だけなのにず~っと聞いていられます。これがリズムの本領・・・!
聞いていても比喩でなく踊りだしたくなるような楽しさですし、演奏しているこのお兄さんも本当に楽しそうですよね・・・。アフリカのリズムを習得したら性格までちょっと明るくなりそう。
アウトロ
ラストはブラックミュージック界の重鎮、クインシー・ジョーンズの名曲でお別れです。これ大好き。
今回の記事でまたリズム、ひいては音楽の奥深さにまたグッと足を取られてしまいましたね・・・。まさに沼。
もっとリズムに焦点をあてて、同じリズム主体のジャンルとの比較もしてみたいですし、それぞれのリズムの取り方も知りたいです!
また、ブラックミュージックの各ジャンルももっと掘り下げたいですし、アフリカン・ポップなんかもたくさん聞いてみたい・・・!
音楽の魅力は尽きることがありません・・・!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
また次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!
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