Whiskers Note.

アンテナにかかった音楽をこのノートに!

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ブルースをも~っと掘り下げよう!年代や種類、特徴を名曲とともに

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

イントロ

こんにちは!any.E7thの真横です。

 

聞いてますか、ブルース!
わたしは前回の記事(後述)を書いてから、
いろいろなアーティストを聞いてみています🎶

かなり昔の、そして貴重な音源もあるはずですが、
そういった音楽を現代、サブスクでも聞けるだなんて
良い時代になったものです・・・✨

 

前回のおさらいと今回の主旨

前回はゼロからブルースを調べてみました!

https://whiskersnote.com/entry/zeroblues

しかし!
記事1つではとてもとても
ブルースの魅力を伝えきれなかったため、

「もっとブルースについて教えてくれよ!!!」

な方に向けて、
さらにブルースについて深掘りしてみました◎

 

この記事では、前回の記事では伝えられなかった

  • ブルースが発展していった流れ
  • 地方ごとのブルースの特徴
  • それぞれの名曲

などについて書いています📝

 

この記事が特におすすめな人

そんなわけで、今回の記事は

✅もっと詳しくブルースを知りたい!
✅シカゴブルースとかいうのがあるらしいだが・・・
✅もっと名曲とか教えてくれ

こんな方に、そしてさらに

✅上手いギター聞きて~
✅洋楽ロックとか大好き
✅とにかくカッコイイ音楽大好き!

こんな方にもおすすめとなっています!

 

「ブルースって何?!
知りたいけど、お手柔らかに・・・!」
そんなあなたには前回の記事もオススメです◎

https://whiskersnote.com/entry/zeroblues

 

ソウルフルでカッコよく、
そして現代音楽にも深く根付いている
ブルースの世界をめぐってみましょう◎!

 

 

もくじ交差点

 

 

 

1.ブルースはいかにして広まったのか

悲しみは終わらない、けれど・・・

1862年奴隷解放宣言によって
解き放たれた黒人たちによる、悲しみの音楽。
それがブルースです。

 

中には奴隷制が終わった後、
働いていた白人農園を追い出され
住む場所と仕事をなくし、
かえって貧しくなった黒人もいました。

また、奴隷制がなくなってから
黒人への差別が深刻化した地域もあり、
解放された奴隷たちは
必ずしも皆幸福になった・・・
というわけでもなかったようです。

(政治の難しいところですね・・・。)

 

しかし、解放されたことで
わずかながらも自由な時間を得た彼らは、
それまでの黒人霊歌(ゴスペル)のように
集団で歌う歌でなく、
また神について歌う歌でもなく、
自分について、ソロで歌う音楽を生み出しました。

そう、ブルースです。

 

ただ生きていくということに
悲しみや苦しみを抱えていたからこそ、
その思いを自分の言葉として歌い語るために、
ブルースという音楽が生まれたのですね・・・。
「自分の内面を歌う」という特徴は、
あらゆる現代音楽ジャンルに引き継がれています。

 

現代音楽のルーツのルーツ

ポップス、ロック、ジャズ、R&B・・・
あらゆる音楽のルーツとなったブルースですが、
もちろん、そんなブルースもまた
ルーツを持っています。



労働の際の掛け声に
アフリカ由来のリズムが加わった、
フィールド・ハラー。

そしてヨーロッパにおいて、
文字を知らない人でも
歴史や伝説がわかるようにと作られた
芸術表現、バラード。

ここに、アフリカに古来から存在する
伝統や伝承を語り継ぐ人々 ”グリオ”
の要素が加わることで、
ブルースという音楽が生まれた、
と言われています。

 

アフリカからやってきた人々が
図らずもアメリカで西洋の文化にふれ、
新しい音楽が生み出されたのですね。

どの時代でも新しい文化というのは、
既存のミックスジュースによって
生まれるものなのですね・・・。

 

祖国アフリカをルーツにしたリズムに乗せて
メロディーを英語で歌ったことから、
ブルースは遠い異国で生きていくことを
決意した人々の歌」、とも言われています。

 

2.もっと知りたい!ブルースのジャンル

ロックがメタルやパンクに分かれるように、
ブルースにも系統や、
それぞれの特徴があります!

ここからはそれらを
それぞれの名曲と共にご紹介します◎

 

原点!デルタ・ブルース

W・C・ハンディが初めて
ブルースをスコアにおこした、1903年
彼は旅行先のミシシッピ州タトワイラーで
ブルースの路上演奏に遭遇し、
その音楽を楽譜に書き起こしたのです。

 

18世紀の後半から1903年の間も
ミシシッピ州デルタでは盛んに
ブルースが演奏されていました。

そのことから現在でも、
デルタはブルースの聖地と呼ばれています。

 

ですのでデルタ・ブルースは
初期のブルースやその面影を残す曲調が
特徴となっています。


ギターとハーモニカに歌、
というシンプルな編成と、
自己の内面を歌い上げる
ソウルフルな歌声が持ち味です。

 

👤代表ミュージシャン

 

🎵こんな人におすすめ

  • ザ・ブルース!が聞きたい方
  • 弾き語りが好きな方
  • シンプルな編成が好きな方

 

おすすめの1曲

Aberdeen Mississippi Blues / Booker White

ブルースシンガーはみんな声に
迫力や凄みがありますね・・・。

 

ロックの始祖?!シカゴ・ブルース

第二次世界大戦の前後、
多くの人々がアメリカ北部へ大移動しました。

ブルースミュージシャンたちも例に漏れず
シカゴをはじめとする北部へ移住し、
エレキギターやバンドを導入した
シカゴ・ブルースというスタイルを確立したのです。

 

主にシカゴの西側で演奏されたことから、
エストサイド・ブルースとも呼ばれました。

 

Rolling Stonesのバンド名には
シカゴ・ブルースの代表ミュージシャンである
Muddy Watersの名曲
”Rollin' Stone”の要素も入っているそうです。
後続のロッカーたちに
いかに大きな影響を与えたかがわかりますね・・・!

 

👤代表ミュージシャン

 

🎵こんな人におすすめ

  • ロックが大好きな方
  • カッコイイブルースが聞きたい方

 

✨おすすめの1曲

Rollin' Stone / Muddy Waters

め~ちゃくちゃ渋い・・・!

骨太エキゾチック!テキサス・ブルース

デルタやシカゴとは別に、
テキサスでも独自のブルースが生まれています。

 

テキサスでは前述の地域ほど
黒人差別がひどくなかったため、
テキサスのブルースミュージシャンたちは
あらゆる民族音楽を積極的に取り入れました。

アイルランド、イングリッシュ・バラード、
シーシャンティ(海の労働歌)など・・・。

様々なサウンドを混ぜ込んだ
どこかエキゾチックなこのブルースは、
テキサスの風土さえも取り込み、
タフで骨太なサウンドとなっています。

 

テキサス・ブルースはこの後
西海岸で流行していたジャズなど、
さらにさまざまな音楽要素と掛け合わさり、
アーバン・ブルースへと発展していくのです。

 

👤代表ミュージシャン

  • ブラインド・レモン・ジェファーソン
  • ブラインド・ウィリー・ジョンソン
  • レッドベリー
  • テキサス・アレクサンダー
  • Tボーン・ウォーカー
  • ライトニン・ホプキンス

 

🎵こんな人におすすめ

  • 力強い曲が好きな方
  • 聞きやすいブルースが好きな方
    (エキゾチックのおかげか、
    現在の音楽に近いところも感じました)
    (なお主観です)

 

おすすめの1曲

Bring Me My Shotgun/Lightnin' Hopkins

タイトルからしてわかると思いますが、
もう超強い曲なんですよね~~~!!!
かなり好きになった1曲です。

 

そして洗練と交錯へ。モダン・ブルース

先ほどのテキサス・ブルースと
そこから発展した西海岸の音楽から生まれた
アーバン・ブルース。

このアーバン・ブルースをさらに発展させ、
あらゆる音楽要素を取り入れたのが
モダン・ブルースです。

 

いろいろな音楽の良いところを取り入れ
ジャンルとして洗練され、
またこの当時のメディアの発展も手伝い、
全国へ広まったジャンルです。

 

この時期のブルース・ミュージシャンの中には
他のジャンルのミュージシャンたちと
積極的にコラボする人もいて、
より気軽にブルースにふれることができます◎

「ブルース三大キング」と呼ばれる
ブルースの巨匠たちが
活躍したのもこの頃です。

 

👤代表ミュージシャン

 

🎵こんな人におすすめ

  • 聞きやすいところからはじめたい
  • 変わり種ブルースも聞きたい

 

おすすめの2曲

I'll Play the Blues for You/Arbert King

ギターのサウンドやワウペダルに
かなり現代のロックを感じます・・・!

 

As Long As I Don't See You/Little Johnny Taylor

急にえっらいファンクですよねw
こういうブルースもあるんですねぇ・・・!

 

アウトロ

いかがでしたでしょうか!

 

一口に「ブルース」といっても
年代や地方によって
まったく違う音楽性があり、
知れば知れるほど奥が深いものでしたね・・・!

けれどどの年代、どの系統でも変わらない
ブルースのソウルフルさと
渋さを再発見することもでき、
いっそうブルースが好きになりました!

レコードで聞いたらかなり楽しそうです・・・✨

 

もう少しブルース特集は続きます◎

 

今度は個人的にめちゃくちゃおすすめしたい
ブルース曲の数々や、
現代のブルース職人についても
書き伝えていきたいと思います!

どうぞお楽しみに🎵

 

 

ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!

また次の記事でお会いしましょう◎
Have a nice music!

 

 

 

any.E7th 真横

 

 

___________________

 

ご紹介楽曲

 

 

 

 

 

 

 

関連グッズ

 

 

 

 

 

 

参考ページ・サイト様

ブルース - Wikipedia

シカゴ・ブルース - Wikipedia

ブルースの誕生

メイミー・スミスを偲んで〜歴史上初めて黒人女性としてレコーディングをした“ブルースの女王”の偉大な功績|TAP the DAY|TAP the POP

ブルースコラム~歴史とエピソード | a-ki's factory

勝手に認定、テキサス・ブルース5人衆 | ギター・マガジンWEB|Guitar magazine

 

 

プライバシーと Cookie の設定