今日の1曲
外の春の嵐を眺めていたら、ふとこの曲が聞きたくなりました。
名作「タイタニック」の主題歌"My Heart Will Go On"です。
物悲しげな笛の音色にはじまり、グラデーションのように展開していくボーカルは、まるでひとつの物語のようです。
クライマックスだけでなく、ぜひイントロからじっくり味わってみてほしい曲。
「心は永遠に」
ささやくような、小声でお話するような1番Aメロからだんだん盛り上がっていき、ラストはコーラスをつれた大迫力のボーカルへ。
ローズのジャックとの回想がどんどん深まっていく映画の物語が思い浮かぶようです。
ラスサビのクライマックスでは、こんなことを歌っています。
You're here, there's nothing I fear
And I know that my heart will go on
We'll stay forever this way
You are safe in my heart
And my heart will go on and on(あなたはここにいる、
だからこわいものなんてない
そしてこの想いは永遠に続くの
私たち永遠に一緒よ
心の中であなたは笑っている
そしてこの想いは永遠
ずっと ずっとそう)引用：Céline Dion – My Heart Will Go On Lyrics | Genius Lyrics
※日本語は筆者による雰囲気訳です
ふたりがこの先どうなろうと、心の中では一緒にいたあの日のふたりが楽しげに過ごしていて、その心の中の景色と、そして相手を大切に思う気持ちは永遠に変わらない･･･という深い愛情がこめられています。
楽器の演出
使われているティン・ホイッスルというケルト音楽の笛は港や海を思い起こさせますし、サビではエレキギターが盛り上げに一役買っていたり、楽器による演出が上手ですよね。
また、壮大さは感じますがおおげさには感じない。Aメロと大サビとのバランス感覚が上手なのだと思います。
二番Aメロ・サビ前のちょっとしたコードチェンジも印象的で、やはり良い曲って目立つ部分だけでなく、細部までこだわって作られているな･･･というのを実感しました。
あとやはり、セリーヌ・ディオンさんのボーカルが良すぎるんでしょうね･･･。余計な装飾は必要ないんだろうな。
