今日から「今日の1曲(一枚)」と題して、毎日おすすめの曲やアルバムをご紹介していきます!
気が向いたらぜひ聞いてみてください。
本日おすすめするのはAsa(アーシャ)さんの”Jailer(ジェイラー)”。
洗練されたブルージーな雰囲気にやられてずっと聞いている1曲です。ソウルフルなボーカルの説得力もすごい。
Asaさんはナイジェリア出身のシンガーソングライター。
シンプルな編成とボーカルの力強さ、リズムの良さが特徴的な楽曲をたくさん作られています。
”Jailer”は看守のこと。
この”看守”に向けて訴えかけるような内容の曲です。
"I'm talkin' to you, Jailer
Stop calling me a prisoner
Let he who is without sin
Be the first to cast the stone"(あなたに話しているんだよ、”看守”さん
”囚人”って呼ぶのやめてくれる?
罪のない者こそが
最初に石を投げることにしようよ)
カッコイイ曲だな~と軽い気持ちで聞き始めたのですが、いざ歌詞を調べると、「一方的に抑圧する者に対する断罪」のような、ものすごく強いメッセージがこめられていました。
どんと重い気持ちになると同時に、この曲のAsaさんの歌がなぜこんなに切々と聞こえるのか、その理由がほんの少しわかったような気がしました。
”I'm a prisoner
You're a prisoner too, Mr.Jailer, oh!”(私は囚人、
それならあなただってそうなんだよ、
ねえ、”看守”さん!)
他者を偏った見方で理不尽におさえつけようとする人は、その偏った考え方にとらわれているという点で、よっぽど”囚人”といえるのかもしれません。