こんにちは、DTM練習生です。
手打ちでドラムを打ち込んでいますが、ベロシティとずらしがちょっぴりわかった初級レベル。
というわけでさらに練習です。
反復あるのみ!!!
前回までのあらすじ
まずはリズムの基本のパターンを打ち、
そして前回、ベロシティやずらしなどを改めて確認、試しに打ち込みました。
こうしたひとつひとつを作業している間にも「このショートカットどうやるんだっけ・・・?」などDAWの理解も深めることができました!
とにかくその手で練習あるのみですね・・・。
「フィル」でバリエーションを!
今回は「フィル」で基本のリズムパターンを工夫してみたいと思います!
フィルとは?
フィルとはいわゆるオカズ。
基本的なリズムパターンにちょっと足したり、逆に手数を減らしたりして、曲に彩りを加えることができるのです。
一曲を通してリズムパターンが同じだと単調になってしまうこともありますが、工夫を加えることで、次の展開を示唆したり、繰り返しのパートの終わりを印象付けることができます。
お好きな曲にはどんなリズムパターン・どんなフィルが使われているか、それによってどんな効果をねらっているのか、意識して聞くとおもしろいですよ◎
フィル、いろいろ打ち込んでみた
覚えるより〇〇
とりあえず打ち込んでみないと覚えられない!と思い調べてみましたら、ビックリするほどたくさんの種類のフィルがありました。
そもそもフィルとはドラマーの手癖みたいな部分もあるので、ドラマーの数だけフィルがあってもおかしくありませんものね。
フィルはリズムの基本パターンと違って、覚えるというより、ルールを知って自分なりに作っていくものだな・・・と感じました。
作曲っぽくなってきた!
とはいえ右も左もわからない状態では作りようがないので、まずは模倣です。
良いサイトを使って模倣だ
模倣にはこちらのページをむちゃくちゃ参考にさせていただきました。
midiもサンプル音源もある!
非常にわかりやすい!
ウェブコンテンツとして見習いたい!
こちらを拝見しながら、まずはフィルを打ち込んでみることにしました。
こんな感じです↓
いくつか打ち込んでみると、なんとなくですが、フィルを作るコツみたいなものが見えてきました。
フィル作りのコツ
腕は2本しかない
DTMであればどんなムチャなパターンでも自由自在ですが、本来ドラマーの腕は2本。キックを叩く足を入れても3本です。
明らかにその範囲で叩けないようなパターンにしてしまうと、ドラムパターンとしては不自然に聞こえてしまいます。
ドラムを叩いたことがないとどういうものが不自然なのかわかりづらいですが、
- 4つ以上の音を同時に鳴らさない
- 腕で叩く音を同時に3つ以上鳴らさない
- 叩く様子を想像する
などして、自然なリズムに聞こえるよう工夫してみるとよさそう。
埋めない場合もある
フィルとは本来fill(埋める)、つまり「空いているスキマに音をつめこむ」みたいな意味合いなのですが、なんと埋めない場合もあります。
基本のパターンから少し音を抜くことによって、次のフレーズを印象付けるテクニックです。
音をつめこむだけがフィルではなく、時にはうまい具合に音を引き算することによってもリズムパターンの工夫になる、すなわち良いフィルができあがるということなのですね。
サビ後・間奏前など、次の展開で少し落ち着きたい時のフィルなら、音を抜くのもアリですよ◎!
リムショット?
フィルを打ち込むまでスネアリムショットが一体何なのか全くわからず作業していました。(こういう人っていないのかな・・・いないかもしれん・・・)
結果、リムショットとはスネア中心をフチと一緒に叩いた時の音でした。
通常のスネアの音よりもハイが強まり、音圧が上がるとのこと。
ちょっとしたアクセントにもってこいですね!
こうしてドラムに対する理解を深めていくほど、フィルも複雑で奥行きのあるものになりますし、リズムパターン全体・そして楽曲全体の表現力も上がります。
こんなふうに打ち込みを試しながら、少しずつでもドラムに対する理解が深まれば、曲そのものがどんどん良くなっていくはず!
ここでもベロシティ
フィルでもベロシティが重要です。
どの音を強調し、どの音を小さくすればよりリズミカルに聞こえるか、曲全体のリズムをかきたてられるか、いろいろと試行錯誤してみると良いと思います◎
こればかりは自分が作っている楽曲全体のリズム・その後の展開によって変わってくるものなので、とにかく試してみましょう!
ほんの少しいじっただけで印象がぐっと変わりますし、ほとんど聞こえないようなベロシティに設定した音でも大きな効果をもたらすことがあります。
これをゴーストノートといいますが、これについては次回あたりにまとめてみたいと思います!
好きに作ってもいい?!
初めて打ち込んでみると初心者視点では「こんなん思いつかんわ」というパターンばかりで気が遠くなります。笑
が!
試してみるとシンプルな変化でも、ぐっと印象を変えることができるものです。
こちらはキックとスネアはそのまま、ハイハットを少し変えただけのパターンを作ってみましたが、なんだかおもしろいリズムになりました!
こういうと身も蓋もないかもしれませんが、究極的に言えば音楽は自由なので、あらゆるパターンを好きに作り出してみればいいと思います。
作った後に聞いてみてしっくり来たのなら、それが正解です。
これまでの常識を打ち破った新しい音楽が生まれるかもしれませんしね!
まとめ
あとは
- いろいろなドラムパターンを聞いてみる
- 曲のリズムを意識して聞く
など、リズムパターンやフィルのインプットをするのも良いかも。私もやろう。
なんにせよ、トライアンドエラーこそが良いドラム作りへの近道と実感しました!
練習をたくさん積み重ねていこうと思います。
次回はゴーストノートについて深めていきます!
お読みいただき、ありがとうございました!
次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!