WN.

きみのアンテナにふれる音楽を。

NWN:ウクライナヒットチャートには、国民の今の本心があった。

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注意

※この記事にはウクライナ語翻訳が

含まれますが、

翻訳は翻訳機能や

英訳からの雰囲気読み取り、

また英訳をさらに

日本語訳するなどしたものを

掲載しています。

 

あくまでざっくりとした訳であり

主題以外の細かな表現に

本文との差異が生じている

場合がございます。

ご了承ください。

 

イントロ

久々になっちゃった

こんにちは!真横です。

 

前回の更新から間が空いてしまいましたが、

気持を新たに、

また記事を書いていきたいと思います◎

これからも読んでくださったらうれしいです。

 

新特集「NWN

今回から新しい特集をはじめます!

その名も「Now Wiskers Note.」。

 

その時々注目されているトピックを取り上げ、

WN.なりに深めていこう!

という意図の特集です。

今後もぜひお楽しみに!

 

今回のテーマ:
ウクライナヒットチャートには、
国民の今の本心があった。」

NWN記念すべき1回目では、

ウクライナの今のヒットチャートを

見ていきます。

 

重たいテーマで恐縮なのですが、

WN.なりに

現在の世界情勢について

少しでも寄り添おうとした結果です。

 

本当はウクライナとロシア、

2つの国を音楽の面から

改めて詳しく見ていこう!

という記事を書くつもりだったのですが

(それはそれで書いてみようと思います)、

その一端でウクライナのヒットチャートを眺めると

そこに大切なメッセージを見出してしまったので、

まずこちらに焦点を当てて

特集していきたいと思います。

 

ウクライナ情勢やウクライナ語が

まったくわからない方にも

読んで頂ける内容となっています。

 

 

 

ウクライナってどんな国なの?

基本情報

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ウクライナは東ヨーロッパに位置する国です。

首都はキエフ

実はロシア、カザフスタンに次いで

ヨーロッパで3番目に広い国で、

小麦の名産地であることから

「欧州のパンかご」と呼ばれています。

 

人口は約4千373万人。
関東地方の人口と同じくらいですね。

 

公用語ウクライナ語。

一部の地域ではロシア語等も話されています。

 

 

ウクライナでは
どんな音楽を聞いているの?」

ヒットチャート、かく語りき

もちろん現在(2022年3月2日)は、

とてもゆったり音楽を聞いているような

状況ではないことはわかっていますが、

 

せめてこのような状況になる前、

彼らがどんな風に生活していたのか、

それを音楽の面から調べてみたいと思いました。

 

調べてみて驚いたのは、

ヒットチャートの中に

確かに国民の本心が息づいていたこと。

 

現在のApple Musicのウクライナチャートから

トップ5の曲をご紹介したいと思います。

 

記事冒頭にも書きましたが、

ウクライナ語の翻訳において

間違っている箇所が含まれている

場合がございます。

また、個人的な解釈もございますので

その点はご了承くださいませ。

 

それでは、5位からご紹介していきます。

 

 

5位:Без бою / Океан Ельзи

www.youtube.com

読み方は「ベズ ボユ」。

戦うこともなしに(without a fight)」、

という意味です。

アーティストは

Океан Ельзи(オケアンエリズィ)で、

彼らはウクライナの国民的バンドのようです。

日本で言う

サザン、ミスチルスピッツ

のようなものなんでしょうか・・・。

 

彼らの曲は5位以内に

なんと3曲もランクインしています。

 

MVのサムネイルにも

 

あなたがこれを見ている間にも、

ウクライナの人々はロシア軍に殺されている。

止めさせろ!

 

と書かれていますね・・・。

この画像は他のアーティストの間でも

共有されているもののようです。

 

投稿は12年前ですが、

反戦歌として、現在また

5位まで上がってきたのかもしれません。

 

戦うこともなしに諦めない

戦うこともなしに降伏なんてしない

 

これがサビの歌詞の翻訳です。

マイナーな曲調ながら

凄みと迫力のある曲で、

サビのボーカルには

嘆きの色も感じられます。

 

お前は誰だ?

私の人生を奪っていった

そして未だに戻ってこない

 

こういった部分に憎しみも見て取れますが、

一方で

 

自分を止めるために、

お前を止めるために

 

と、物事を収めるために

相手も、そして自分も

進撃を止めなければならない・・・

という自制の思いも垣間見られます。

 

葛藤がありのまま詰まった曲です・・・。

 

 

4位:Обійми / Океан Ельзи

www.youtube.com

 

こちらもОкеан Ельзиの曲。

彼らは現在自身の曲のほとんど、

またYouTubeチャンネルのヘッダーにも

この画像を使用しているようです。

 

この切迫した状況下で、

人々の前で歌う姿もありました。

www.youtube.com

なかなかできないですよね、こういうことは・・・。

 

さてОбіймиですが、

読み方は「オービ」、

意味は「抱きしめて(Hug me)」です。

 

いつの日か、

戦争が終わる日が来る。

自分を見失った場所

どん底も見た

 

抱きしめて 抱きしめて

抱きしめて

優しく 絶対に離さないで

抱きしめて 抱きしめて

抱きしめて

あなたにちゃんと 春が来るように

 

アコギの優しいアルペジオが響きます。

本当に説得力のある声です。

 

この頼りない気持ちが

本心じゃなくてなんなんだ。

 

 

3位:22(feat. Tof)/ YarmaK

www.youtube.com

こちらはYarmaKによる曲。

 

MVに映っているのは2013年から2014年に

ウクライナの親露政権に対して

大規模なデモが起こった時の様子でしょうか。

 

コメント欄には

 

またこの曲に戻ってくるとは・・・。

 

というコメントもありました。

2022年にさらに危ない状況になり

またこの曲を聞くことになるとは・・・

という意味合いのように思えます。

 

淡々と紡がれるラップと

美しいピアノサウンドが対照的で、

少しこわい曲にも聞こえました。

 

22才の自由で純粋で美しい「彼女」が

年を経るにつれ疑念に駆られ、

周囲に意見を述べるようになりますが

 

彼女の父親は「誰か」に

彼女を痛めつけるよう指示し、

徹底的に傷つけられ

尊厳さえ奪われ

ボロボロになった彼女を

最後は民衆が悲しく見つめ、

彼女の名ーーー

ウクライナ」とつぶやく、

 

という内容になっています。

 

我が国は決して跪いたりしない

 

自由になりたい私達を阻むものなんてない

私達の心に

ウクライナ人の魂が生きている限り

 

ヒップホップというジャンルの

特質もあってか、

こちらはかなり強い意味合いの曲ですね。

比喩がつらすぎる・・・。

 

彼女が22才なのは、

1991年にウクライナが独立してから

2013~2014年にデモが起きるまでが

22年であるからで、

タイトルも

「この22年間」という意味なのかな、

と思いました。

 

2位:Не твоя війна / Океан Ельзи

www.youtube.com

こちらは5位と4位でも見た、

Океан Ельзиによる曲です。

読み方は「ネ ト ヤビナ」。

意味は「あなたの戦争ではない」です。

 

Океан Ельзиの曲ということもあり、

この曲ではウクライナでは

有名な反戦歌のようです。

そのことについては

こちらの記事で書かれています。

JESC2018に出場するもうひとりのウクライナ人の話② - ウクライナの音楽を好き勝手に語る

 

完全なイメージですが、

イギリスの国民的バンドOASIS

Don't Look Back In Anger

みたいな感じでしょうか・・・。

 

あなたのものではない戦争が

あと何人の子供の命を奪うのでしょうか

 

「あなた」は「母」を指しているようですが、

「母」が示すのは神なのか、国なのか・・・。

 

当たり前ですが、聞いていると物悲しく、

やりきれない気持ちになってくる曲です。

 

1位:Stefania(Kalush Orchestra) / KALUSH

www.youtube.com

1位はKALUSHによるStefania。

Stefaniaというのはウクライナに昔からある

女性の名前のようです。

「花子」みたいな感じでしょうか・・・

もっと今風な名前なのかな?

 

トップの5曲の中で

唯一2022年にリリースされています。

 

KALUSHはこの頃の活動で

伝統的なウクライナ音楽と

現代ヒップホップとの融合に

力をいれているようで、

この曲にもその傾向が表れているとのこと。

この点については

こちらの記事が詳しく特集しています。

Kalush Orchestra "Stefania" Lyrics In English | wiwibloggs

 

ウクライナだけでなく、

ヨーロッパのヒップホップ界隈でも

人気のあるアーティストのようですね!

 

Stefaniaは母親の姿を歌った曲で、

サビで民謡の歌詞やゆったりとしたリズム、

昔から彼らが慣れ親しんでいる子守歌の歌詞

(おそらくサビ直前に

ローレ、ローレ、みたいに聞こえるもの)

を盛り込むことによって

年を重ねていく母親の姿と、

母に守られていた優しい時間を懐古する

温かい曲となっているようです。

 

内容は温かいものながら

ノリやリズムも心地よく、

伝統を取り入れながらも

新しく、クールな音楽性を

見事に実現させています。

 

子守歌を歌ってよ、ママ

ママの母国語が聞きたい

 

この曲が現在1位であることについて

ウクライナ国民として

生きてきた歴史と伝統を愛そう、

みたいなメッセージもある気がしますが、

 

単純に現在人気のあるアーティストである

ということも関係していると思います。

 

でもなんにせよ、

1位がなんだかあたたかい曲で、

せめても良かったかな・・・。

 

 

アウトロ、
戦禍の最中で

ヒットチャートの中に潜んでいたのは

ウクライナの人々の強い愛国心や覚悟であり、

理不尽に奪われることへの憤りであり、

止められない憎しみ、

隠し切れない恐怖と不安、

そして平和を求める気持ちでした。

 

ニュースで見聞きする難しい話は

どこか実体に欠けている気がして、

政治や経済、

単純な犠牲者の数の知らせも

単なる情報としてしか

見れなくなってしまうのでは・・・

とどこか危惧していました。

 

でも今この瞬間も

彼らは戦禍の最中にいて、

現在進行形で傷付いている。

 

そのことを痛感しました。

 

早く戦争が終わり、

少しでも穏やかな日々が

人々に訪れることを願って止みません。

 

corp.rakuten.co.jp

 

 

悲しい報道が多いですが、

みなさんもどうか

健やかにお過ごしくださいね。

 

あまり辛い情報にさらされてばかりいると

自分の精神までやられてしまいます。

 

健康な心身があって初めて

他者を支えられるものだと思いますので、

ご自分を労わることもどうか忘れずに!

 

 

長々とお付き合いいただき、

ありがとうございました!

 

また別の記事でお会いしましょう◎

 

 

 

any.E7th 真横

 

 

 

参考URL一覧(順不同)

ウクライナ - Wikipedia

150年の歴史を持つ名門歌劇場のバレエ団「キエフバレエ」を紹介! | | Dews (デュース)

オケアン・エリズィ - Wikipedia

Okean Elzy - Не твоя війна (Ne tvoya viyna) lyrics + English translation

Kalush Orchestra "Stefania" Lyrics In English | wiwibloggs

JESC2018に出場するもうひとりのウクライナ人の話② - ウクライナの音楽を好き勝手に語る

Yarmak - 22 (ft. Tof) - lyrics

Okean Elzy - Обійми (Obijmi)の歌詞 - JA

Okean Elzy - Без бою (Bez boyu) lyrics + English translation (Version #4)

 

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