選挙が近づくと必ず思い出す曲。
それは･･･
ザ☆ピ～スだよ！！！
恐らく2000年代を過ごした日本人100人中120人がそう答えることでしょう。
悲しい、暗いニュースの絶えない世の中。
将来に不安を覚えることも決して少なくないですが、それでもこの曲を聞くとみるみる元気と勇気がわいてきます。
モー娘。を生み出したこの国は美しい！
と、いうわけで「ザ☆ピ～ス」という曲の良さを深堀りしていこうと思います。
選挙とモー娘。になんの関係が？
タイトルがなんのことやらわからないままここまで読んでしまったみなさん、すみません。
ありがとう読んでくれて。
モーニング娘。の名曲「ザ☆ピ～ス」には、こんなフレーズがあるのです。
選挙の日って ウチじゃなぜか
投票行って 外食するんだ
選挙や投票との関連はこれだけ。笑
ですが、この曲全体に見える明るさ、希望。
そして当時日本を元気づけたモーニング娘。という存在。
何より「ザ☆ピ～ス」というこのメッセージが、『この国の未来はちゃんと明るい』という気持ちにさせてくれるのです。
「ピース」はトイレにあり？
ところでこのMVなんですが、
めちゃくちゃトイレ。
アイドルのMVでトイレ掃除って何･･･？といまさらながら気になったので調べてみたところ、監督さんの記事を発見しました。
監督の竹石さんはつんくさんが書いた歌詞から
この些細な「突然」の連続を受け入れることがピースなんだ
と解釈し、インパクトのある「突然」を考えた末、”男子トイレで雑談する男の子たちの前に「突然」大好きなアイドルたちがドカドカ現れる！”というシチュエーションを思いついたそう。
「ピース」×インパクト＝トイレ
だったんですね。なんちゅー方程式。やっぱり映像監督さんの考えることはすごい。
でも、私は監督さんの意図と違うところにすごくピースを感じるのです。このトイレのMV。
今をときめくアイドルが本来汚いとされるトイレをこんなにザパザパ楽しそうに洗ってるの、カッコよくないですか？
ネガティブな先入観を捨てる。
なんでも楽しんでみる。
誰かのために、少しだけ思いやりを持つ。
その姿が、見た人を元気にする。
こういう、世の中を元気にする要素がいっぱいつまった映像だと感じるんですよね。
だからやっぱり、トイレとはピースなのかもしれない。
道行く人が 親切だった
「ザ☆ピ～ス」の構成をみていくと、
Aメロ→Bメロ→サビ
という流れになっています。
サビが一番言いたいことで、そこに向けて説得力を持たせるために、AメロとBメロでリアルな日常風景を描写しているんですね。
- 意味ないけどコンビニが好き
- 行けてない英会話スクール
- ピザの注文でLかMか迷う
この妙にわかる日常くささがいとおしい。笑
で、サビを見てみます。
道行く人が 親切だった(PEACE!)
うれしい出来事が 増えました
愛しい人が 正直でした(PEACE!)
全てを受け止めようと 感じました
大好きな人が自分に対して誠実でいてくれることと、たまたま通りかかった人が親切にしてくれたこととでは、確実に前者のほうが何倍もうれしいはずですよね。
でもサビでは、２つは並列に扱われている。
それはこの２つがあくまで「ピースとは何か？」という視点に立って、揺らがないからだと思うのです。
個人の喜びの度合いという見方からちゃんと独立して、ひたむきに「ピース」にフォーカスした楽曲、それが「ザ☆ピ～ス」なのです。
「ピ～ス」とは何か？
「ザ☆ピ～ス」に描写されていることって、どれもすごく素朴です。
コンビニ、英会話スクール、選挙に投票、恋に悩んだりお昼ご飯について考えたり･･･。
そんな飾り気のない日常の中に周囲の人との温かい瞬間があり、大切な人とわかりあえる大きな感動がある。
その些細な「何気ないけれどなんだかハッピー」が積み重なってできる明るさというのがこの曲からはにじみ出ています。
それこそが「ザ☆ピ～ス」の正体なのかもしれない。
ところで、この曲はダンスもいいです。
可愛い振付け！って感じじゃないところがいい。笑
こんなにWow Wo･･･しててもみんなむっちゃくちゃ可愛いもんな･･･。
まとめ
最後は「ピースとは？」という壮大なテーマにまでたどり着いてしまいました。
熱くなりすぎたぜ。
何気ない日常を大切にするためにも、こういうすてきな音楽をこれからも楽しみ続けるためにも、やはりぜひ投票には行くべきですね！
あと、『投票→外食』という流れを世の中に広めた意味でもこの曲の社会への貢献度は大きいと思います。
その日外食するか～、と思うとなんとなく投票へのモチベーションが上がる。
そして、元気がなくなった時はぜひ『ザ☆ピ～ス』を聞いてみてください！飛ぶぞ！！！（不安が）
P.S.最近のモー娘。もなかなか良かった。www.youtube.com
