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きみのアンテナにふれる音楽を。

平成生まれが「ブルーハーツの何がスゴイのか」を本気で考える。後編

こんにちは!any.E7thの真横です。

 

前回、「ブルーハーツは結局何がスゴイんや」という記事を書きました。

whiskersnote.hateblo.jp

 

今回はその続きを書いていきたいと思います!

 

ブルーハーツをよく知らない方

✅良さがよくわからない方

✅メッチャクチャ好きで物申したい方

 

そんなみなさんに特にお届けしたい内容となっています◎

 

それでは、いってみよう!

 

 

もくじ

 

 

1.ブルーハーツは本当にポップスか?

前回の記事では、「ストレートな『ガンバレ!』という歌詞が多くの人の心を掴んだ」と書きました。

 

僕はいつでも歌を歌う時は

マイクロフォンの中から

ガンバレって言っている

聞こえてほしいあなたにも

ガンバレ!

 

「人にやさしく」- THE BLUE HEARTS

 

 

キャッチーなメロディや歌詞で、万人受け入れられやすい曲のことをポップスと呼びます。そのまま考えるなら、「ガンバレ!」と多くの人を励ましたブルーハーツはまさしくポップスです。

 

が、しかし。

ブルーハーツ自身の意図はどうだったのでしょうか。

 

ロックに憧れ、パンクとして始まったブルーハーツ

そもそもロックとは、既存の概念に対して反抗する精神を持つ音楽。

そこに惹かれた彼らが、まるでポップスのように、そのままの意味で「ガンバレ!」という言葉を使っていたとは思えません。

 

 

2.「狂気を孕んだポップさ」、つまり・・・。

私がこう思うに至ったのは、2021年9月12日オンエアの「ロック大陸漫遊記」での草野マサムネさんのブルーハーツ談によるものです。

 

(「ガンバレ!」について)マジとも皮肉ともどっちともとれるところがブルーハーツの発明

 

実は、私が今までブルーハーツにあまり興味がわかなかったのは、ブルーハーツをポップスとしてとらえていたためでした。

けれど一度、それが実は皮肉でもありうるかもしれないと感じ、改めてアルバムをきちんと聞き直してみると、確かにブルーハーツを純粋なポップスとして定義するのは不自然です。

 

例えば、「1985」。

この曲はもう、どこを取ってもかなりアレなのですが、特にこの部分。

 

1985 求めちゃいけない

1985 甘い口づけは

黒い雨が降る死に掛けた街で

 

「1985」- THE BLUE HEARTS

 

さらに、その後の甲本さんによるシャウト。

 

僕たちを縛り付けて

一人ぼっちにさせようとした

すべての大人に感謝します

1985 日本代表 ブルーハーツ

 

「1985」 - THE BLUE HEARTS

 

 

ポップス・・・・・・?????

 

これだけの強い言葉をあんな楽しく明るく、そしてキャッチーなメロディに乗せるという、その所業や態度そのものが、まるでポップスとはかけ離れていますよね。

 

この姿勢。そう、ブルーハーツはやはりロックなのです。

 

パンクロックとしての在り方を全身全霊で表現している、THE BLUE HEARTS

ポップスのように見えるのはあくまで彼らの氷山の一角でしかなく、そのロックの心はいつも彼らの中で燃え滾っていたのでしょう。

 

 

3.パンクロック × 文学

前回の記事の冒頭でもほんの少しブルーハーツの音楽の文学性にはふれましたが、ブルーハーツはロックなのだ、ということを頭に入れた上で掘り下げると、よりその音楽の奥深さがわかります。

 

今回ずっと話題に取り上げている「ガンバレ!」の元の曲、「人にやさしく」。

タイトルや「ガンバレ!」という言葉から、一見「人にやさしく(しよう)」、「人にやさしく(したい)」といった内容の曲に思えます。

 

しかしこの曲、最後の方ではこんな風に歌っているのです。

 

やさしさだけじゃ人は愛せないから

ああ なぐさめてあげられない

期待はずれの言葉を言う時に

心の中ではガンバレって言っている

 

「人にやさしく」 - THE BLUE HEARTS

 

つまり、

「君の期待通りのやさしい言葉を言わない時もあるけど、そんな時も心の中ではガンバレって言ってるよ。だってやさしくするだけが愛情じゃないだろ

という意味合いの曲であり、

 

「人にやさしく(するだけが愛じゃない)」

 

という曲なんですよね。まさかの皮肉・・・!

 

文学で奥が深く、タイトルに皮肉を利かせるところはやはり一筋縄ではいかない、ロッカーだなぁと感じさせます。

 

パンクロックと聞くとなんだか粗野で荒っぽいイメージがありませんか?私はありました。

しかし、ブルーハーツは違います。

パンクロックでありながらにして、繊細で、奥深い音楽を叫んでいたのです。

 

革命ですよね。

これはもう、彼らにしかできない業だと思います。まさに唯一無二。

 

 

4.まとめ

今回思い立って、THE BLUE HEARTSを調べ、考察し、完全にブルーハーツにハマりました。ええ、それはもう見事に。

魂を削るようなパフォーマンス。一方、ひとつひとつの言葉の奥深さ。

不思議な感覚なんですが、ずっと聞いていると、「こんなに奥深いのに、なんでこんなキャッチーなの?」と思えてきます。

 

今、音を鳴らしているすべてのロックのバンドマンに履修してほしいと感じました。20年近く経っても全く色あせない輝き、ロックと文学とキャッチーの見事な融合・・・。

 

記事を書くと決めた時は、ブルーハーツの良さがよくわかっていなかった筆者でしたが、この機会に本気でブルーハーツに向き合ってみて、本当に良かったです。

 

結論:ブルーハーツはマジですげえ。

 

 

 

今後も伝説のアーティストや音楽と向きあう記事をたくさん書いていきたいと思います!

 

それでは、また!

 

 

 

 

any.E7th 真横

 

 

 

 

 

 

P.S.

 

私は「ロクデナシ」「少年の詩」がメチャクチャ好きです。