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アンテナを張ってる誰かさんの音楽ノート

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【レディオヘッド】進化したって変わらないもの。【Kid AやThe Bendsなど名盤聞いてみた】

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イントロ

こんにちは!any.E7thの真横です。

 

今回はミュージシャンたちのルーツを
たどっていく企画、
ミュージックルーツリレーの
第二回をお届けします!

第一回はこちら

whiskersnote.hateblo.jp

 

第一回のふくろうずから
たすきを引き継ぎ、
今回はレディオヘッドを特集します!


レディオヘッドって聞いたことない

✅UKロック大好き!

✅いやすでにレディオヘッド大好き!

な方々はもちろん、

✅ふくろうず好きだったな・・・

✅洋楽って面白いん?

✅エレクトロサウンド好きなんよね

な方々まで、
どうぞ読んでいってくださいませ◎

 

もくじ

 

 

 

レディオヘッドとは

90年代のUKロック代表格

レディオヘッド(Radiohead)は、
1991年から現在まで活動している
イギリスのロックバンドです。

 

1992年にシングル"Creep"が大ヒット、
その後2ndアルバムの”The Bends”で
人気を確固たるものとしました。

 

 

2019年には「ロックの殿堂入り」も。

 

元々はポストパンクや
オルタナティブ傾向の
ロックバンドでしたが、
前述の”The Bends”以降は
エレクトロニカや現代音楽も
積極的に取り入れていきます。

このあたりは後ほど
アルバムの解説でみていきましょう!

 

▶ポストパンク?オルタナ

これ聞く度に「何?」となってたので
この機会にまとめておきます。

(ここ飛ばしても大丈夫です)

 

1970年代に一大ブームを
引き起こしたパンク
レディオヘッドが活躍した90年代には
そのブームも落ち着いていましたが、
そのパンクの影響を受けた人たちが
パンクの特徴を受け継いだ音楽を
新しい時代における要素を取り入れながら
続けていたわけです。

 

新しい要素を取り入れたパンクは
当時の王道パンクとは
少し違ったものになったため、
新しいパンクのことを
ポスト・パンクと呼ぶことにした、
といったことのようです。

 

また、オルタナティブというのは
商業的な成功を見込んだ音楽に対し、
それを目的としない、
アンダーグラウンドな音楽を指すそう。
キャッチーの対義語、
って感じでしょうかね。

 

ギターを大きく歪ませたり、
極端にネガティブな歌詞であったり、
型にはまらない進行や展開であったり・・・。

 

オルタナはとにかく広義で
解釈も難しいので、
私は単純に
アングラで個性的な音楽
と思うことにしました。

 

勝手なイメージですが、
クリープハイプとかかなり
オルタナって感じですよね!

 

 

メンバー

メンバーは

トム・ヨーク(VO,Gt,Key)
ジョニー・グリーンウッド(Gt,Key)
コリン・グリーンウッド(Ba)
エド・オブライエン(Gt,Cho)
フィル・セルウェイ(Dr)

の5人。

エレクトロを採用するようになってからは
ジョニーはオンドマルトノ
コリンやエドはサンプリングも
担当しているようです。

 

サンプリングは過去の曲や
自然音の録音などを
新しい楽曲に組み込むことなのですが、
オンドマルトノって何という話ですよね。

 

オンドマルトノというのは
エレクトロなどで使われる楽器で、
スピーカーを使って
独特の幻想的な音を出すもの。
(なんというかプワプワした、
スピルバーグの映画に出てくる
未知の生き物の声みたいな音?笑)

星野源さんの
「ここにいないあなたへ」の
間奏でも使われているそうです。

 

興味がある方はこちらをどうぞ◎
文章ではとても説明しきれんw

www.youtube.com

 

毛色の違い過ぎる名盤たち

で結局何がすごいのよってことを、
アルバムをレビューしながら
お伝えしていきたいと思います。

 

The Bends”(1995)

www.youtube.com

2ndアルバムの”The Bends”では、
バンドサウンドを駆使し
アングラでありながら馴染み良く、
エモに訴えかけてくる名曲を
いくつも発表しています。

 

レディオヘッドにおける
オルタナ」は
わかりやすい激しさとは
別のところにあるようで、
どの曲も大枠はしっとりしており、
音色もきれいです。

そのためか、
初めてレディオヘッドを聞く方でも
すんなりアルバムの世界へ
入っていける仕様になっています。

どの曲も聞きやすいんですが、
どこかしんみりしているように
感じられるんですよね・・・。

私にはそこがたまらんです・・・。

 

私は”High and Dry”と”Just”、
(Nice Dream)”も好きですね・・・。

 

 

 

OK Computer”(1997)

www.youtube.com

前作から2年後にこのアルバムを
リリースするわけですが、
前回はバンドサウンド
メインに使用していたのに対し、
今作”OK Computer”ではそこに
エレクトロサウンドを組み込んできます。

 

ふつう、バンドサウンドで成功したら
じゃあバンドサウンド極めよ
ってなりませんか?

で、どんどん新しいことに
挑戦することがこわくなったり。

 

プロだからそんなんないよという
意見もあるかもしれませんが、
それまでの音楽性から
ガラッと変わってしまった時、
そのサウンドが好きだったファンは
「前の方がよかった~」
となるわけで。

ついたファンが離れるかもしれないって、
むしろ一度ヒットを飛ばした人ほど
こわいものなんじゃないかと思います。

 

だがしかし。
レディオヘッドは臆することなく
新しい音楽性にチャレンジしていくわけです。

 

ちなみにこのアルバムでは
圧倒的に”Let Down”が好きです。

Fitter Happier”も
パソコン音声が淡々と読み上げる詞が
マイナー調音楽と相まって
めちゃくちゃ不気味で好きですねぇ!
ホラー映画みたい笑

 

 

 

”Kid A”(2000)

www.youtube.com

OK Computer”が世界的に成功し、
3年後にまた新しいアルバムを
リリースする彼らですが、

エレクトロとバンドを
絶妙に融合させた前作に対し、
今度はゴリゴリのエレクトロ

 

ギターどこいった?????

 

こんなに方針転換するバンド、
他にいないでしょ。笑

 

何がスゴイって、
それなのにやっぱり
レディオヘッド
なんですよ。

曲の持つアンニュイさか、
エレクトロの使い方がうまいのか・・・。

サウンドは全く違うのに、
曲の本質的な良さは
全く変わっていないんです。

 

手法を変えることによって
それまで支持されていた何かが
失われてしまうのではないか、
自分の核がなくなってしまうのでは、
という懸念をしない。

もしかしたらしたかもしれないけれど、
結局は新しいサウンドを求め
しかも前回
取り入れた程度だったエレクトロを
短い期間で極めて、
作品として発表できるレベルまで高めている。

そのストイックさには頭が下がるし、
支持や商業的成功を差し置いて
良いと思う音楽を突きつめる。

まさに
オルタナティブ」の精神ですよね。

 

どれだけ新しいものに挑戦しても、
絶対に揺るがぬものを
個性と呼ぶのかもしれませんね。

レディオヘッドの曲にはどれも
彼らの揺るがぬ個性が
色濃く反映されています。
人々が本当に惚れ込んだのは
サウンドではなく、
真の意味で彼らの音楽そのものであった。

 

「商業的自殺」とまで言われた今作、
結果的には大きな成功を収めました。

 

このアルバムでは
The National Anthem”の
現代サウンドでありながら
ジャズっぽい曲調が最高でした・・・。

Motion Picture Soundtrack”の
神聖で、奥行きのある
幻想的な雰囲気もいいなぁ。

 

 

 

アウトロ

今回レディオヘッドの曲を
めちゃくちゃ聞きましたが、
本当にどれも
むちゃくちゃ良い曲なんですよね。

馴染み良い中にも
ドラマが垣間見えると言いますか・・・。

 

それからエレクトロサウンド
こんなに感情を伝えられるものとは
知りませんでした。

感情からなるべく離れることが
エレクトロの良さなのかと・・・。

エモ大好き人間真横、
これからはエレクトロも
気になってしまいそうです!

 

興味のある
どんな「サウンド」に挑戦しても、
本質の良いところは何も変わらない。

そんな人生訓も
勝手に教わったような気持ちです◎

 


ここまで読んでくださって、
本当にありがとうございます🌷

もしよかったらはてな☆や
ブックマークをお願い致します。

 

それではまた次の記事で!
Have a nice music!

 

 

any.E7th 真横

 

 

_______

 

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