
テレビや映画などでもよく使われる曲です。
大好きな曲なのですが、ラストのフレーズ以外あまりよく知らないかも・・・?というわけで、「ボレロ」を詳しく掘り下げていきます!
クラシックに親しむ目的もあるので、クラシックをよく知らない方にも読みやすく書いています。
お気軽にどうぞどうぞ。
どの曲?
フィギュアスケート大会の中継テーマや、映画「8番出口」のメインテーマにも使用された曲です。
誰もが一度は耳にした曲ですね。
特にテレビで使用される場合は短くされていることが多いのですが、実際は15分前後あります。
作曲者・ラヴェルとは?
作曲者はモーリス・ラヴェル。
19世紀の終わりから20世紀の初めに活躍していた、フランス人作曲家です。
クラシックの作曲家と聞くと「すんごい昔の人」というイメージがありますが、ラヴェルは比較的最近の作曲家なんですよね。
日本で言えば、吉田茂元首相と同年代です。
「オーケストレーションの天才」と称されたラヴェル。
観客を錯覚させるほど美しい音の重なり方を緻密に完璧に計算するさまは「スイスの時計職人」のようだと言われていたそうです。
「ボレロ」以外にも「亡き王女のためのパヴァーヌ」や「水の戯れ」が有名です。
「ボレロ」の意味
ここから「ボレロ」の内容に迫ります!
そもそも「ボレロ」とは何か?。
ボレロはスペインの舞曲のこと。
(この時に着る短いジャケットも「ボレロ」というそう。)
ボレロはスペイン舞曲の中でもゆったりとしたテンポで、カスタネットの刻む3拍子のリズムに合わせて踊るものでした。
依頼を受けてスペイン人が主役となるバレエ演目のための楽曲を作ることになったラヴェルは、このボレロという舞曲から着想を得て「ボレロ」を作曲しました。
ゆったりとしたテンポ、そして最初から最後まで一貫してなり続ける3拍子のスネアドラムは、スペイン舞曲から影響を受けたものなわけです。
そもそも最初は「ファンダンゴ」(これもスペイン舞曲。男女ペアで踊る)という曲名だったそう。
とにかくスペイン舞曲だよ!というタイトルなんですね。
「ボレロ」特徴
一見「ボレロ」はかなりシンプルに見えます。
リズムは最初から最後までずっと同じ、メロディーもなんと2種類しか登場しません。
それを15分。現代J-POPでは考えられない笑
リズムとメロディーはそのままに、オーケストラのバリエーションによって、15分間を成立させる。
そして15分間、曲のボリュームもテンションも少しずつ上がっていく・・・。
曲が進むにつれ少しずつ高揚していく気分がラストの一番の盛り上がりで解放されるのは最高に気持ちが良い!
シンプルに見えながらも実はすごく緻密に計算された作りになっていて、こういう部分に「さすがラヴェル!」と感じます。
これはもう、ひとつのエンタメ。
おすすめの指揮者・楽団
「ボレロ」をご紹介するにあたり、いろいろな指揮者や楽団の演奏を聞き比べてみたのですが、それぞれに全然違っていました。
音の広がり方も違いますし、そもそもテンポもけっこう違うんですよね。あと録音方法?が違うのか、前面に聞こえてくる楽器の種類も少し違う気がする・・・。
クラシックの曲で調べるといろんな演奏者のバージョン出てくるけど、どう違うん😃と思っていましたが、今日から考えを改めます。全然違いました。すいません。好きな曲ほどいろいろ聞き比べるといいですよ◎!
さて、「ボレロ」ではこちらが好きです。
音源だとこの東京佼成ウインドオーケストラのバージョンがクリアに聞こえる気がする。
そして何より、私の大好きなラストのトロンボーンがブンブンバリバリ聞こえてくるのがこのバージョン!!!たまらん。
ちなみにトロンボーンのソロがこんなに聞こえてくる曲は珍しいらしい。
しかも高音で難しく、聞いている人の期待値の高さもふくめ、トロンボーン奏者的にはちょっとやりづらいようです。笑
他にも軽やかなテンポとピチカートの余韻が美しいフランス国立管弦楽団のバージョンも好きです。いろいろ聞いてみてくれい!
まとめ
ラヴェルはクラシックの伝統を踏襲するのみならず、スペイン舞曲のような民族音楽を取り入れることによって、新しい音楽の可能性も探っていたんですね。
だからこそ100年以上経った現代でも愛される「ボレロ」のような楽曲を作ることができたのかもしれません。おもしろい。
このブログでも聞いたことのない音楽をたくさん聴いて、どんどん新しい音楽の可能性を探っていきたいと思います。
みなさんもよい音楽ライフを🫶
引き続きよろしくお願いします!
