イントロ
ポカ●スエットのCMソングっていつも良いと思いませんか?
いつかまかせてもらえないかな・・・夢見るのはタダですからね・・・^^^^^
どんな凄腕のヒットソングメーカーも最初は初心者!というわけで、作曲初心者にもできる作曲上達法を今回も5つまとめていきます。
前編はこちら↓
後編では、今作っている曲をさらに良い曲にする!ということに軸を置いたアイディアを提案していきます◎
今回もめきめき上達していきましょう!
もくじ
1.脱・マンネリコード
曲を作る時についいつも頼ってしまうコードやコード進行はありませんか?「最近作る曲、なんだかどれも似通ってきたな・・・」と感じ始めたら、コードをほんの少し変化させてみましょう!
この記事では比較的簡単に使える2つのアイディアをご紹介します。
セブンスコード
基本の3和音に7度の音を付けた4和音、それがセブンスコードです。弾いてみるとなにか抜け感と外し感のあるおしゃれなサウンドで、ジャズ調の曲やシティポップによく使われています。
最初はセブンスコードの構造や理屈を1から10まで頭に入れる・・・というのはハードルが高いので、「なんかおしゃれになるやつ」という理解で大丈夫です!
音楽理論の学習が進んでスケールやコードの全体像が見えてきた頃もう一度しっかり勉強し直すと、けっこうすんなり頭に入ってきます。
たとえばふだん使っているコードがFやGなら、たまにはF7やG7・・・というような気軽さで使ってみてください。曲の奥行きがぐっと深まります!
代理コード
その曲のキーで使われるコードにはそれぞれ役割があります。起承転結でいう起・結のトニック、承のサブドミナント、転のドミナントがそうです。基本となるCのキーにおいては
C→トニック
Dm→代理サブドミナント
Em→代理トニック
F→サブドミナント
G→ドミナント
Am→代理トニック
Bm-5→代理ドミナント
というような役割になっています。
・・・全然わからん!と投げ出したくなっているそこのあなた!ここでは一旦「へ~」で大丈夫です!
要は同じ役割同士ならコードを置き換えても強烈な違和感は発生しづらい、ということ。これまでCのキーでFをたくさん使っていたなら、今度は少しDmに置き換えてみてください。進行の展開を大きく変えることなく、雰囲気を一変させることができるはず。
!コードを置き換えることで使われる音自体は変化するので、同じ役割同士で置き換えても「思ってた展開と全然違う!」ということはあります。(特にドミナントであるはずのBm-5)自分のやりたい曲調等と照らし合わせながら、コードを選んでくださいね◎
その他
他にもテンションコード、分数コード、セカンダリードミナントで導いたノンダイアトニックコード・・・など、使えるコードは本当にたくさんあります!ただ、1から説明するには1つ1つに1記事ぶんくらいの文章量が必要なので、上記の詳しい理屈や今回ご紹介できなかったコードは、今後1つずつていねいに取り上げていきたいと思います♪
今わかっておきたいのは、コードの置き換えだけで曲の雰囲気は変わること、そして理論を学べば学ぶほど、作る音楽の選択肢が広がるということ!
2.キーを変えてみる
今まで作った曲を並べてみると、同じような音域の曲ばかりになってる・・・!というのもあるあるです。キーが同じだとコードも似通ってきますし、そのままつい進行も似通って・・・ということも。
こんな時はキーを変えて少し気分転換してみましょう!同じコード進行であっても、キーが違うだけでずいぶん雰囲気も変わるものです。これはカラオケに行って、登録した曲のキーを上げたり下げたりしてみるとわかります。たった半音の変化でもかなり違うので、ぜひ試してみてください!
3.テンポを変える
テンポはすなわち曲の早さを意味します。BPM=120を標準として、80くらいですとゆったりと聞こえますし、200を超えると演奏がしんどくなってきます。勢いを持った曲に聞こえてきます。
最近聞いた曲の中ではヨルシカの「八月、某、月明り」が220くらいあってたまげました。
バラードのような曲がテンポを爆速にするだけでパンクロックみたいに聞こえたりもします。笑 それくらいテンポの力はあなどれません!
曲の主題やテーマと照らし合わせてテンポを変えると、曲が理想形にぐっと近づきます◎
4.設定を作る
「曲のアイディアがまったく浮かばーん!」ということもあると思います。そんな時は曲にストーリーや設定を作ってみましょう!
- 主人公の性別、年齢は?性格は?
- 舞台は日本?海外?
- 時代背景は?
- イメージは朝?夜?
- 主人公がもっとも訴えたいことは?
こうした設定をなるべく詳細に練り上げてみてください。するとその設定の端々から、徐々に曲の輪郭がはっきりとしてくるはずです。
たとえば境遇の恵まれない少女の曲なら「儚い曲調にしようかな?→メジャーセブンスを多用して、ニュアンスを出そう」だったり、「異国情緒がほしいな→エキゾチックさを出すために、アジア系の曲を聞いて少し勉強してみよう・・・」などなど。
設定を考えるのが難しい場合は、「好きなゲームやアニメのBGM(主題歌)を作ろう!」というのもおすすめです◎ 最初から設定が詳細に決まっているので難易度はあがりますが、それだけ作曲の良いトレーニングになります!
作家の星新一さんはくじを2つ用意して、それぞれ出てきたワードを組み合わせたSFのストーリーを書くこともあったそうです。(ソースは見つかりませんでした・・・)
縛りというのは一見創作の幅を狭めそうですが、少しくらいの縛りがあったほうがかえってアイディアが湧いてくることもあります。
5.数を重ねる
つんく♂もあいみょんも、「多作」をした
とにかくたくさんの曲を作ること!!!
名作曲家と呼ばれる人はそう呼ばれるまでに数多くの曲を作り上げています。それだけ作曲の経験を積み重ねているということですし、作るために勉強もしているということですね・・・!スピッツの草野さんも「空も飛べるはず」を書くまでにはヒット曲の分析や詩集を読むなど学びを重ねたようですし、あいみょんさんがデビューまでの数ヶ月で100曲を書きあげたのは有名なエピソードです。
また、多読ならぬ「多作」に関しては、以下のつんく♂さんのエッセイもものすごくためになります・・・作曲を始めた方にはぜひ読んで頂きたい内容・・・!
10曲の時点より100曲。100曲より1000曲作ったあとの方が、アウトプットの平均レベルは圧倒的に高くなる。手慣れて、小慣れて、自信もつくってやつです。
説得力が・・・ケタ違い・・・!!!!
アウトロ
いかがでしたでしょうか!
書いていて思いましたが、作曲はほんとうに奥が深い。でも、作れば作るだけ、学べば学ぶだけ選択肢が広がる!あらためておもしろい作業だなぁ・・・ということを実感できました。わたしもこれからいっそうたくさんの曲を作り出したい・・・!
また作曲にまつわる素敵なアイディアを見つけて記事にしていきたいと思います♪一緒に●カリのCMソングメーカーを目指しましょう!(?)
ここまで読んでくださり、ありがとうございました♪
また次の素敵な音楽でお会いしましょう!
Have a nice music!
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【参考ページ】
コード進行の基本:コードの役割から自由に進行を作る!|Junya Watanabe Official Site
プロが教える作曲の方法(初心者におすすめ!)|オクターブミュージックオフィス
作曲を独学で進めるときの勉強方法 「上達に欠かせない5つの柱」とは? これをやれば作曲は上手くなる! | うちやま作曲教室
「飾るというよりは本質の部分を磨きあげる」 星野純一×あいみょんが考える音楽の魔法とは?(後編)|Music Factory Tokyo