イントロ
お友達が『自律神経失調症』のような症状に悩んでいると聞きました。
「音楽ってストレスに良いって聞くけど、自律神経にも良いのかな・・・?」と思い立ち調べたところ、科学で説明できる理由で効き目があるとわかったので、ご紹介してみたいと思います!
- 症状緩和のために、少しでもできることをしたい!
- 音楽を聞いて良くなるならやってみたい!
- 新しい方法を試してみたい!
こんなみなさんは続きを読んでみてください◎
みなさんとお友達が、少しでも心穏やかに過ごせますように!
※医師監修の記事でなく、素人が調べたことをまとめた記事です。
根拠となるソースは記事末尾に掲載します。
※効果には個人差があります。
『自律神経』ってそもそも何?
- 背骨を通って体中にはりめぐらされた
- 呼吸・血の巡り・消化を調整する神経で、
- 無意識のうちに働いてくれます。
体を活発に動かす交感神経と落ち着かせる副交感神経とにわかれ、1日の中で、それぞれがバランスをとることによって、健康に生活していくことができるのです。
つまり、どちらか一方が何かの原因で働きすぎている状態、これが「自律神経が乱れている」ということになります。
強すぎるストレスがかかったり、うまく解消できなかったりすると、交感神経がストレスに反応し、働きすぎてしまいます。
こうなると逆に副交感神経はうまく活動できず、「自律神経の乱れ」、不眠や気持ちの落ち込みといった症状が表れるのです。
この自律神経の乱れによるつらい症状をわかりやすくまとめた言葉が、よく聞く『自律神経失調症』です。
自律神経を整える方法は、食生活を見直す、睡眠環境を整える、ストレスの原因を取り除く、運動をする・・・などたくさんあります。
今回はその中で、「音楽を聞く」という方法について掘り下げていきます!
音楽と自律神経
音が背骨に響いて・・・?
自律神経は、背骨を通って体中に行きわたっています。
そして音の周波数というものは、人間の背骨に反響するそうです。
打ち上げ花火のドン!という爆発音やドラムのキックって、体に響くような感じがしませんか?あれこそがまさに、音が背骨や体に響いている証拠。
つまり音楽を聞くことによって、自ら自律神経に働きかけることができるのです。
自律神経は本来無意識のうちに勝手に活躍してくれるもので、自分でコントロールできるものではありません。(だから整えるのがむずかしい・・・)
ですので、音楽が響きによって自律神経に影響を与える!というのは、けっこうスゴイことなんじゃないか・・・!と個人的に思ったのです。
どんな音楽を聞けばいい?
自律神経失調症は交感神経が働きすぎることによって起こるので、副交感神経を刺激してあげるような音楽を聞いていきたいところ。
副交感神経は脳の下、首のあたりから全身に張り巡らされています。
そして、背骨は場所によって、響きやすい音の高さが異なります。
どんな音でも背骨全体に響く!・・・というのでなく、「背骨のここら辺は高い音が、ここら辺は低い音が響きやすい」という仕組みになっているわけです。
「副交感神経に働く音楽のチカラ」 | サントリー健康情報レポート より画像をお借りしています。
副交感神経がある首のあたりに響きやすいのは4,000ヘルツ以上の高音。
ですので、バイオリン・ピアノといった高い音を使った曲がおすすめです!
また、自然音などに含まれるゆらぎのある音楽も副交感神経に作用することがわかっています。環境音を取り入れたアンビエントもおすすめです◎
より効果の出る聞き方
- 聞く前にコップ1杯の水を飲む
(緊張をほぐす効果が) - BGMでなく、目を閉じて、集中して聞く
- 特に高音を意識
- 鼻で吸って、口から長く細く吐く・・・という深呼吸もしながら
- 1日に2回・各10分ほど
こんなふうに聞いてみて、次第に
- 唾液が出てくる
- じわっと涙がにじんでくる
- 指などがポカポカしてくる
体にこんな現象が起きたら、音楽が副交感神経に作用している証です!
忙しさが原因で自律神経が乱れている方は「1日2回・10分ずつ」という時間を取るのが大変かもしれませんが、時間を厳守するのでなく、少しでもやってみることが大切です。
やってみたところ、私は試してから6分で明らかに指がポカポカしてきて、試す前より明らかに気持ちが落ち着いているのを感じました。人によりますが、こんなふうに短時間で効果が出る人もいるかもしれません。
また、継続によって徐々に効果が出る場合もあります。
自分に無理のないやり方で、少しずつ試してみてくださいね◎
おすすめの音楽
最後に、自律神経の乱れにおすすめな音楽をご紹介します!
「自律神経」などで調べるとYouTubeでもたくさん出てきますが、画像やコメント・CMなど情報が入ってくると効果が薄れてしまうので、目を閉じる、CMが流れないようにする・・・など、集中できる環境を作りましょう!
また、どんな音楽が作用するかは個人差がありますので、気軽にいろいろ試してみてくださいね◎
1.迷ったらモーツァルト
モーツァルトの曲には4000ヘルツの高い音を使ったものが多く、また1/fのゆらぎを含んでいます。
どんな曲を聞いてみたらいいかわからない・・・という時はモーツァルトを聞いてみてください。
こちらのアルバムは先に紹介したサントリーさんの研究レポートの和合先生が監修したものなので、間違いありません。
2.クラシックでゆらぎを感じよう
自然の波音のように、一定の規則的なリズムの中に不規則なものが含まれているのが「ゆらぎ」です。クラシックの曲の中にはこのゆらぎが含まれたものがあります。それを集めたのがこのアルバム。
カノンなどおなじみの曲も入っており、聞きやすいです◎
3.ピアノの音色にたゆたう
バイオリンだけでなく、ピアノの音色もおすすめ!
空間を感じる音響を取り入れたこのアルバムであれば、リラックス効果大◎
このアルバムは曲も良くおすすめです!
4.大好きなディズニーをピアノで
みんな大好き!ディズニーの名曲たちをピアノで聞くことができます。
数々の良曲を楽しみながら、自律神経の乱れも改善できます。ピアノアレンジのディズニーも儚げでよいですね・・・!
5.波とメロディーに揺られて
少し趣向を変えて、環境音を取り入れたアンビエントのアルバムをご紹介!
水音・波音といった自然の音をバックに流れるゆるやかなメロディーは、心を落ち着かせてくれます。眠くなってくる・・・!笑
まとめ
- 自律神経には交感神経と副交感神経があり、
乱れを改善するには副交感神経を働かせること - 音楽は背骨に響き、
自律神経を刺激してくれる - 自律神経の乱れには
高音・ゆらぎのある音楽がおすすめ - 目を閉じて集中して聞くべし
ライトな音楽療法とも呼べそうなこの方法。
むずかしくないので、ぜひ試してみてください◎
また、症状がひどい場合は、専門の医師にご相談されることを強くおすすめします。
アウトロ(あとがき)
音楽が心身によい影響を与えるというのはよく聞きますし、きっと効果があるのだろう・・・と思ってはいましたが、体の科学としてこんなにちゃんと神経に作用しているんだ・・・!とわかって、かなり驚きました!
自分でも試してみましたが、体が極端なのかなんなのか、たった6分で効果を実感する自分の単純さには少しあきれました。笑
でもおかげで効果を実感できたので、友達の負担にならない範囲で、この方法をすすめてみようと思います。
いずれにせよ、症状に悩むみなさんが、少しでも健康に過ごすことができますように!
また、音楽の持つ可能性についても、これからも追及していきたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
また次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!
【参考ページ】
“自律神経”の重要な働きとは? ストレスや加齢との関係も解説|くすりと健康の情報局
「交感神経と副交感神経」 | 千歳烏山北口カイロプラクティック整体院
「副交感神経に働く音楽のチカラ」 | サントリー健康情報レポート
↑ものすごくお世話になりました!