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きみのアンテナにふれる音楽を。

むなしくても、何もなくても、あるかわからない自由を探して。- ふくろうず「光」

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イントロ

こんにちは!any.E7thの真横です。

 

今回から、いろんな記事の書き方を試してみようと思います!

 

”自分らしく楽しく”、

”良い音楽が届くように”、

”読者の皆さんに楽しんでいただけるように”、

その三つがきちんと同居できるような

記事の書き方を見つけられると良いなぁ。

 

 

 

ネガティブたちに届けたい。ふくろうず「光」

今回ご紹介するのは、ふくろうずの「光」。

アルバム『びゅーてぃふる』の中の1曲です。

このアルバムは表題曲「びゅーてぃふる」や

他の曲もホントに・・・ホントに良いのです・・・。

また別の記事で語りたいと思いますTT

 

今回はそんな名作の中から、「」を選びました。

 

 

キーボードの良さが光るバラード風味な曲調

ギター・ベース・キーボードとボーカルコーラスの

絶妙なバランスがふくろうずの良さ。

音数が少なく、洗練されているところが好きです。

無駄のない音数だからこそ、

それぞれの良さがはっきり伝わってくるような。

 

また、女性ボーカル・少ない音数でありながらも

音楽はあくまでバンドであるところも

ふくろうずのカッコイイところですが、

そんな中、「光」はピアノをメインとした

どこかしんみりと、

また少しはりつめたような

真剣さ、緊張感を持ったようなサウンドです。

 

ふくろうずにしては遊びの少ない曲。

音から曲への思い入れがはかりしれる曲であり、

アルバムラストをかざってもおかしくないような

じんと来る曲に仕上がっています。

 

 

ポジティブになり切れない側の人間

内田さんの書く曲の主人公はいつも、

ネガティブで、むなしくて、悲しい。

 

明けない夜はない やまない雨はない

 

ここで終わっておけばそれで解決なのに、

 

とはいえ今では 終わりが見えない

 

こんな風にネガティブへ落ちてしまう。

 

でもそういう人、いますよね。

私もまさにそれです。笑

生まれ持った、もしくは培ってきた

性格や性質、

それはどうしても変えられないこともある。

 

自己啓発本とか思考法とか、

今は探せば無限にありますが

そういうものであっけなく変われるなら

いままで苦労していないわけで・・・。

 

そういうサイドの人間からすると、

そういった人間を描き出す内田さんの曲には

いつもどこかほっとしてしまいます。

共感でしか救われない魂もあるよね・・・。

 

 

比喩と口語の天才

内田さんの歌詞のなにがすごいかというと、

そんなネガティブ・エモを

ネガティブに陥り過ぎず、

いっそう共感で引き出す表現のうまさ。

 

慣れないたばこに火をつける、

というどこかスレた描写も

 

あのこいきがってさ

 

といった口語がマイルドに、

そしてより近く仕上げています。

 

また、この具体的な描写があるおかげで

曲全体が抽象的になりすぎない。

抽象的になりすぎてしまうと

具体的なイメージがわかずに

「結局何を言いたいんだ・・・」

みたいな曲になってしまうし、

独りよがり感も出てきて

せっかくのエモも一気に冷めてしまいます。

 

内田さんはスレた、もしくは退廃的な

比喩表現が神がかっているのですよね・・・。

 

別の曲ですが、「優しい人」の

 

工事現場の休み時間すうたばこの煙にあてられちゃって胸が詰まった

 

こちらもすごい比喩表現で・・・。

絶対工事現場でバイトとかしたことなさそうなのに、

なぜ思いつくんだろう・・・と脱帽です。

 

ふくろうず全体が作り出す、

時にポップな、時にとがった曲調が

このスゴイ歌詞を良い意味で

なんでもなくしているのかもしれませんね。

特にリズムとか・・・。

だからこそ、サウンドとしても楽しめるのかもしれない。

 

 

不安は変わらないけど、でも

そうさ いますぐどこかへいこうよ

見たこともないような すばらしい未来へ

 

と切り出すサビですが、

手に入れたい自由は結局正体すらわからない。

 

そうさ 君はそのままでいいよ

 

またちょっと前向きになれたのかなあ・・・と思っていたら、

誰かにそう言ってほしかった。

ということは、誰もそう言ってはくれなかった。

 

求めるものはなんだかつかみきれないし、

ほしい言葉は誰もくれないまま。

不安はいっこうになくならないし、

ネガティブな自分もヤな感じの世の中も

何が変わったわけじゃないけれど、

それでもどこかへいこうとする。

 

こんなに後ろ向きで

希望がなさそうに見えても、

ただ歩き続けていく

っていうラストがほんとうに良い。

 

どこにあるかもわからない、

けれどどうしてもほしいものを探して

とほうもなく歩いてゆく。

地平線の彼方、そこまで歩いて行って

それでも見つからないとしても。

その先もきっと、歩いていく。

 

前向きじゃないからこそ、

この決意の重さがよくわかります・・・。

と同時に、

それなら私もきっと歩いていこう、

と思わせてくれる曲です。

 

ところどころ、

内田さんが吐き捨てるように歌うところも

声のトーンのアンニュイさも

いつも前向きでいられるだけが人生じゃない・・・

となんだか真理を垣間見ているように思えてしまいます。

 

ラストの転調とかも鳥肌ものです・・・。

毎回泣いてしまう。

 

 

 

アウトロ

「光」の良さを伝えることはできたでしょうか・・・?

 

ふくろうずの曲は本当にネガティブさんに

ぜひ届けたいものばかりなので、

別の曲もまた紹介していきたいと思います!

 

それでは、また◎

 

 

 

any.E7th 真横

 

 

 

歌詞引用元:

ふくろうず 光 歌詞 - 歌ネット

ふくろうず 優しい人 歌詞 - 歌ネット

 

 

ふくろうず「優しい人」収録アルバム

『砂漠の流刑地

 

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