イントロ
こんにちは!any.E7thの真横です。
みなさんはドラマはお好きですか?
私はたくさん見る方ではないのですが、一度見始めるとはまってしまうタイプ。
今期見ていた「恋です!」がかなり良かったので、最終回を主題歌とともに振り返りたいと思います!
!!!!!ネタバレあります!!!!!!!
ドラマの録画まだ見てない!これから見逃し配信見る!
という方はもくじ3は飛ばして読んでくださいね◎
ポップコーンパフェばりのもくじ
1.「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」とは
2021年10月期に日テレで水曜10時から放送していたドラマです。
弱視の「白杖ガール」・ユキコを杉咲花さん、ちょっとおバカで見た目だけコワそうな「ヤンキー君」を杉野遥亮さんが演じています。
弱視の女の子・ユキコは、とても勝気で強い女の子。
しかし障害を抱えたことをきっかけにあらゆる挑戦に対して臆病になっていました。
そんなある日、地元でも有名なヤンキー、森生(モリオ)に出会い、世界が変わっていく・・・。というお話です。
原作はうおやまさんによる漫画、「ヤンキー君と白杖ガール」。
ユキコさんと森生、こっちのビジュアルもかなり好きです・・・!!
ドラマでは視覚障害を持ちながらR-1グランプリを制した濱田祐太郎さんによる「見えない人あるある」の解説が挟まれるシーンもあり、ストーリーとあわせて、視覚障害を持つ方の社会での生き方が中心に描かれています。
しかし障害をやみくもに特別視するやり方ではなく、「障害があってもなくても、人間は悩むし、挑戦はできるんだ」というようなメッセージ性があり、そこにとても惹かれました。
また、ユキコの周囲のキャラクター達それぞれの悩み、葛藤も描かれており、障害者/健常者という隔てなく、すべては人間の群像劇なのだな・・・と感じました。
ラブコメディーなのでおもしろいシーンもたくさんあります◎
2.JUJUさんの新たな一面と、あの人が作詞した「こたえあわせ」
主題歌はJUJUさんが歌う「こたえあわせ」。
JUJUさんといえば「この夜を止めてよ」や「やさしさで溢れるように」ですよね。
声も少しかすれた感触のあるハスキーな声で、なんとなくシリアス系の曲のイメージが強かったのですが、「こたえあわせ」は可愛らしい感じの曲調だったので、なんだか新鮮でした。
曲調にあわせて、歌い方も少し変えている印象。発声が少し平たく聞こえます。
また、「こたえあわせ」の作詞は蒼山幸子さん。
バンド・ねごとのボーカル&ギターと作詞を担当されていた方です!
「カロン」が有名ですが、「メルシールー」が大好きだったなぁ・・・。
さてそんな「こたえあわせ」ですが、ハイトーンに彩られ、随所のリズミカルさも心地いいAメロ・Bメロ、そしてマイナー調と伸びをまとい、シリアスさ、センチを帯びたサビ、アクセントと曲をぐっと広げる役割を担うCメロで構成されています。
3分51秒の中に、ドラマストーリーのポップさやメッセージ性を凝縮してある曲です。
正直、蒼山さんの歌詞の非日常感がもう少し出ても良かったのかなぁという感じもします・・・!JUJUさんの感情を全面に表現する歌い方と合わせると、若干ありきたりなポップスになってしまってるような・・・。蒼山さんが歌うとまた違うんでしょうね!
でもドラマ主題歌ですし、これくらいわかりやすくていいのかもしれない。
いつでも これ以上を求めるのは
さみしい綱渡りに思えた
ここの小説みたいな言い回し、好きすぎる・・・。
3.最終回と「こたえあわせ」(※ネタバレあり)
も~~~メチャクチャ泣きました。笑
地味にお姉ちゃんを推しまくっていたので、どういう形であれ、最後の最後に獅子王さんと結ばれて本当に良かった・・・。
というかあれから1年ひたむきに「推し活」してたのかと思うとつら・・・健気すぎる。
獅子王さんの決死の告白に、開口一番「照れるわ~!」と言える森生くん、ほんとうに骨の髄まで良い子でむちゃくちゃ感動しました・・・。でもきちんと「俺にはユキコさんが・・・」とはっきり言えるし・・・。私が見てきたドラマ史上一番良い子なのでは?
でも森生くん、まったくヤンキーではないですよねw。
どうでもいいことなんですが、このドラマを見る前に龍が如くのゲーム実況を見てしまってたので、森生くんのヤンキー是非についてはずっと「ぬるいな・・・。」と思っていました。(比較対象エグ)
最終回のあらすじを読んだ時から
「森生がクビになる意味って何?」
→「やっぱり調理をやりたいユキコと店を開く?!」
と予想していたのですが、キッチンカーでしたね・・・!店舗よりずっと手軽でいいわ、よかったね・・・。お金たまったら店舗持てばいいしね・・・。
9話ラストの段階で「森生のやりたいことは『必要とされて働く』ではなく『ユキコさんと一緒にいる』なのでは・・・?」と思っていたので、やっと森生くんが大好きなユキコさんと一緒にいられることになって・・・もうほんとうに・・・感無量でした・・・。
最後に見せた涙は、お母さんに捨てられてから、やっと孤独じゃなくなったことを表す涙のように思えました・・・ほんとうに良かった・・・。
ユキコちゃんは強いので、もしかしたら森生がいなくても、数年後には会社をやめて調理の道へ進んでいたかもとも思いますが、あと一歩踏み切れないところをいつも森生が連れ出してくれていたのだとしたら、やはり森生と出会ったことでユキコの世界は変わったのですね・・・。心の底からお互いを必要としているふたりがまぶしい・・・。(思い出して泣けてきた)
また、こちらもずっと思いを寄せていた青野くんと空ちゃんの関係にもキュンとしましたし、晴れて夫婦となったメルル(急な役者さん呼び)と花男の、奥さんが働いて、旦那さんはアルバイトと子育てというビジョンにはものすごく令和を感じました。
障害や性的志向、固定観念にしばられず、やりたいことをやろう、自分自身の人生を生きよう・・・というのがドラマのメッセージだったのかな。
さて、「こたえあわせ」の歌詞。
もう全編ユキコさんと森生に聞こえるのですが、
あなたの 窓際で
座って見る全ては 美しくて
ここはドラマのキービジュアルを思わせますね・・・!
答え合わせばかりする癖を笑ってくれた
どれでも どれもが 正解だよと
ここがむちゃくちゃ森生くんで!笑っているのが目に浮かんできます・・・。
そして、シリアスで壮大なCメロ、静かでしんみりなサビを越えたクライマックスのラスサビの頭が
まずはどんな場所へ行こう 胸を震わせて
このアクティブな感じがまさにユキコさん・・・・!!!
もう少し抽象表現が続いて、最後の最後で「今歩き出すよ・・・」みたいに終わる、というのがよくあるパターンですが、ラスサビからもう飛び出していこうとするこの行動力が、ユキコさんを連想させます。
それを狙っていたのだとしたら、作詞の蒼山さんも作曲のYOSHIHIROさんもヤバすぎる・・・。鳥肌もんです。
アウトロ短いのも、もうふたりは飛び出していってしまってここにはいないからなのかな・・・とか。ドラマ以降のユキコさんと森生のストーリーをも想像させる名主題歌ですね・・・!!
アウトロ
ほんとうに良いドラマ、良い主題歌でした・・・!!!
見たかったな・・・という方、まだHuluで見られるのでぜひ見てください。
しばらくは「こたえあわせ」をエンリピしながら録画を見て泣きます。笑
それでは、また!
any.E7th 真横