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スピッツ新曲「大好物」本日配信開始!歌詞と曲etc.考察してみた

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こんにちは!any.E7thの真横です。

 

今回はスピッツの新曲「大好物」をご紹介します!

 

スピッツファンの方

✅「この機会にスピッツ、しっかり聞こうかな」という方

✅音楽好きの方

✅「きのう何食べた?」ファンの方

 

こんな方々には特に読んで頂きたい内容となっています◎

 

相次ぐ新曲発表に、ツアーの再開。

この頃のスピッツの動きに喜びつつ、新曲を味わい尽くしていきましょう!

 

 

 

 

1.「大好物」基本情報をおさらい

「大好物」は2021年11月3日(今日!)に配信を開始したスピッツの曲。

シングルカットされれば、通算45枚目のシングルとなります。

同じく11月3日公開の劇場版「きのう何食べた?」の主題歌でもあります。

kinounanitabeta-movie.jp

 

きのう何食べた?」の作品そのものについては、以前書いたこちらをご参照ください。

whiskersnote.hateblo.jp

 

ざっくりと説明すると、弁護士のシロさんと美容師のケンジ。恋人同士の2人が織り成す、「食」と「生活」、「人間」と「愛情」の物語です。

 

劇場版今作では、シロさんからケンジへのプレゼントである京都旅行をきっかけに、穏やかで当たり前であったはずの毎日が一変する・・・というもの。

 

草野さんは映画を観て曲を書いたようですが(曲提供に際したコメントも前述の記事にあります)、確かに曲の内容にも映画の内容が色濃く反映されているようでした。

 

さっそく曲の内容を見ていきましょう!

 

 

2.映画の展開さながらの構成(曲考察)

リードギター(三輪さん)、ベース(田村さん)、ドラム(崎山さん)、ギターボーカル(草野さん)といういつもの編成にキーボード(たぶんクジさん?)を加えた今作は、ロックというよりはポップス寄りかな?という印象。

もちろん、キメやギター2本でのユニゾンなど、もちろんスピッツ特有の”確かな技術力に裏打ちされたロック”も健在です。

 

構成自体はとてもシンプル。また、イントロもアウトロも比較的あっさりです。

なんとなくですが、今回は歌の持つメッセージ性の方を特別大事にしたのかな、と感じました。だからこそ音の方をあえてシンプルに、より洗練させたのかなと。

映画作品とのタイアップだからこそ、曲を音楽的によりよいものにする他、映画のストーリーを引き立てる曲作りも目指したのかな。

 

明瞭でポップ、聞いた人を明るい気持ちにさせる気持ちの良いメジャー曲調の曲ですが、ところどころが不安定・シリアスで、ギャップにちょっとドキッとします。

サビの「期待外れなのに」のあたりは特に顕著ですね。

この感じが、穏やかで明るく楽しい内容でありながら、そんなストーリーにふと影が差し始めるような、ふとうまくいかなくなってしまうような、そんな映画の内容を連想させます。

 

メジャーの曲調で不安定なコードを組み込んでまた明るい曲調に戻っていくなんて珍しい手法でもなんでもありませんが、それにしてもこの曲のシリアスへのなだれこみは巧みです。

たぶん、バンドで曲展開の共有がものすごくうまくいってるんだと思います。

「こういう展開になる」、というイメージがそれぞれはっきりしているからこそ、シリアスがこんなにも短いスパンで深刻になり、そして持ち直す。

 

草野さんの作詞作曲力はもちろん半端じゃないんですが、それだけじゃなく、メンバーそれぞれの音楽が素晴らしいからこそ、楽曲が輝くのでしょうね。

そう実感できました。

 

 

3.一緒に過ごす一番寒い日々。(歌詞考察)

やはり「何食べ」タイアップなだけあって、食に関するワードがたくさん散りばめられていますね!

ダルマ」という堅そうなワードに「くすぐり入れ」たり、韻を踏んだり、相変わらず草野さんの書く歌詞はユーモラスで、どこか可愛らしいです。

 

冬の終わり」という言葉もありますが、春の直前を連想させるような詞です。

冬はその終わり、まさに春に移り変わる直前が一番寒いですよね。

そんな風に、実際の冬、そして生活における冬ーーー最もつらく苦しく、耐え難い時期のことを書いている曲なのではないかな、と感じました。

 

また、「何食べ」の主人公シロさんの性格を描写しているような気もしました。

「(自分の中の)頑固すぎた ダルマにくすぐり入れて」、「(ケンジに出会ったことで)笑顔の甘い味を はじめて知った」のかな、みたいな。

その後の歌詞を見ると、どこかいつも心が「低く飛」んでいる=落ち込み気味だけれど、「君がくれた言葉」によって「軽く」なれた。

 

総じて、今まではただ寒い時期を凍えて過ごすだけだったのに、君と出会えて、なんでもない毎日もとてもいとおしく思えて、今までよりほんの少し春を明るい気持ちで待てそうだよ、といった意味合いなのかな、と思いました。

 

そう書いてしまうとほんとうに味気ないのですが、それを日常のいろいろなワードを使って表現するという技が最高なんですよね・・・。

直接表現するんじゃなく、あらゆる単語を比喩表現として使って、より深く意味や感動を伝える詩(詞)ってスゲェな、と伝わったらうれしいです・・・!

 

他にも「好き」でも「愛してる」でもなく「大好き」をサビの一番前、高音に乗せて持ってきているところも最高に好きだし、「日によって違う味」っていうのは、一緒に生活して、何度も同じ料理を食べているからこそ違いがわかるんだよね・・・としみじみ感じ入れたりして、ワードひとつひとつにむちゃくちゃ感動できます;;;;!

 

当たり前の毎日がこんなにいとおしい、みたいなのに弱い私的にはストライクすぎて、噛みしめていると泣けてくる内容です・・・。

 

 

4.まとめ

「大好物」最高でしたね・・・。

 

次のフルアルバムが出る時にはおそらく「紫の夜を越えて」と「大好物」と、同時収録になるわけですよね?

それはヤバイよ。楽しみ過ぎる。買うしかない。

 

スピッツの今後の活躍も楽しみです・・・!

 

 

それではまた!

 

 

 

any.E7th 真横

 

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