
「知っていたらステキだろうなあ」と思う反面、格式高くて取っつきにくいなあ・・・というイメージもありますよね。
私も私も。
今回はそのイメージを払拭すべく、クラシックの歴史を誰でも知っている有名な曲とともにおさらいしてみました。
ざっくりとした誰でもわかりやすい内容にしてみました。
軽い気持ちで読んでみてください。
ゆるやかな気持ちで。
コーヒーでも淹れて。
そもそもクラシックとは?
基本、16世紀から19世紀はじめくらいまでの西洋音楽のことを指します。
この長い年月の中で、数多の音楽家たちが切磋琢磨し、たまにケンカしたりして、現代音楽の土台ともなる偉大な理論体系やスタイルを生み出しました。
また、クラシックというジャンルに影響を受けたり、反抗したりして生まれた世俗音楽もあります。
現代音楽の礎となった音楽。
クラシックには「古典」という意味がありますが、こういうところから「クラシック」という名がついたのでしょう。
また、クラシックの範囲はあいまいな部分もあり、「この時代の流れを汲んでるなら、いつできたものでも『クラシック』って呼んでいいよね~」という意見もあります。
ざっくり!クラシック史
ここから本題のクラシック史です!
先にもお伝えした通り、「クラシック」は基本、16世紀から19世紀はじめくらいまでの西洋音楽。
つまり
このあたりの時代がメインになります。
ですのでバロックから読んでいただければOK。
私のように細かいことが気になる人だけ、他の年代の説明も読んでみてください。
古代(~5世紀くらい)
いわゆる「クラシック」が始まる16世紀以前の音楽はどうだったのか?。
西洋の音楽そのものの歴史をたどっていくと、なんと紀元前にまでさかのぼります。
言葉のリズム、叫び、節回しや掛け声にはじまり、動物の骨で作った笛、合唱、竪琴・・・と人類の音楽史は発展していきます。
まだまだわかっていないことも多いのですが、少なくとも今から3400年前にはすでに歌というものが存在していたようです。
また、紀元前6世紀頃生まれたピタゴラスは、すでに「ピタゴラス音律」という周波数から導くきれいな響きの音階を見つけ出しています。
冷静に考えるとスゴすぎて意味不明です。
しかしそれくらい、昔から人類と音楽とは密接な関係にあったことがわかります。
中世西洋音楽(6世紀~15世紀)
8世紀にはキリスト教聖歌が「グレゴリオ聖歌」としてまとめられ、9世紀頃には譜面として残されました。
この頃すでに聖歌も楽譜も生まれていて、のちの音楽文化に大きな影響を与えていくことになります。
キリスト教の影響が大きかったこの時代は、聖歌がたくさん歌われたこともあり、音を重ねるハーモニーという形式がいろいろな楽派によってどんどん発展していった時期でもありました。
が、徐々にキリスト教の影響も弱まっていき・・・?
ルネサンス音楽(15世紀~17世紀)
”再生”を意味するルネサンスの時代に入ります。
「神とかじゃなくて、古代ギリシア・ローマの人間中心の文化に戻ろうや」みたいな価値観が流行し、文化も科学もぐんぐん花開いていく時代です。
音楽界にも影響が及びます。
これまでほとんど宗教と結びついていた音楽ですが、芸術や音楽を愛する君主や貴族に保護されて曲を作る音楽家が現れはじめます。
君主や貴族のもとで音楽を作るわけですから、「おお、神よ・・・」みたいな曲でなく、宮殿のイベントの曲や、娯楽を目的とした曲もたくさん生まれました。
また、印刷術の発展により楽譜がどんどん発達したり、これまでのオルガンでの演奏から少しずつ器楽での演奏が広がり始めるなど、のちのバロック以降の音楽へとつながっていきます。
バロック音楽(17世紀~18世紀前半)
本格的にヴァイオリンを中心とした器楽が発達していくのがこの頃から。
また、絶対王政のこの時代。
パワーを主張したい各国の王、そして反カトリックに対抗して、やはりパワーを見せつけたいカトリック協会は、とにかく豪奢に自らを飾り付けるようになります。
その動きに影響されてか、この時代の音楽もやはり派手で豪華なものになっていきます。
宗教音楽も、この頃生まれたオペラや歌劇も、華々しく大規模なものが多いことが特徴です。
バロック音楽で有名な作曲家といえば、ヴィヴァルディ、ヘンデル、そしてバッハなどがいます。
▶ヘンデル
オペラ『リナルド』より「私を泣かせてください」
▶ヴィヴァルディ
『四季』
▶バッハ
「主よ人の望みの喜びよ」
この年代のクラシックってなんだか優美で壮大ですよね・・・。格〇チェックで流れてそうな・・・。
「優雅でリラックスした気持ちになりたいな~」みたいな時には、バロック時代の音楽がいいかもしれません。
寝る時もよさそう。
古典派音楽(18世紀~19世紀初)
バッハが亡くなりバロックの時代が終焉を迎えたあと、世は「大・理性時代」へと移ります。
この時代にはいくつかの楽章で(起承転結のような)展開を作って演奏されるソナタ形式や、和音の理論を用いた楽曲が生まれるなど、理屈に裏付けられた機能的な音楽が主体となっていきます。
また、リスナーの対象が宗教家や貴族だけでなく民衆や市民にも広がり、交響曲や弦楽四重奏の曲もたくさん書かれました。
この年代の有名な作曲家といえば、なんといってもベートーヴェン。
「エリーゼのために」
ベートーヴェンは交響曲も有名ですが、ピアノを使った曲もいいですよね・・・。
個人的には一番好きなクラシック作曲家かも。
「月光」も「悲愴」も良い・・・。
それから、ハイドンやモーツァルトもこの時代を代表する作曲家。
▶ハイドン
交響曲第94番
これは寝ている観客をふいうちして起こすという意図を含んだ名曲、通称「驚愕」です。
ハイドンの曲は他にも「朝」とか「熊」など変わったタイトルのものもあってオモロイ。
「フィガロの結婚」
他にも「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や「きらきら星変奏曲」など、現代でも誰でもが知るような有名な曲をたくさん書いているのがモーツァルト。
モーツァルトの曲は古典派の時代にあってもなんだか優美で華やかですね!
今でもファンが多いのもうなずけます。
ロマン派音楽(19世紀)
さて絶対王政の時代も終わり、ナポレオン戦争・各地での革命を乗り越えた19世紀の人々。
ナショナリズムが高まるにつれ、自由や権利を求めるようになった市民や民族の声は大きくなります。
音楽もそれにあわせて、「感情」「メッセージ性」を表現するものが求められるようになりました。理性から、感性へ。
また、19世紀後半にはこうしたロマン派音楽が各地の伝統音楽とあわさり、どんどん独自の発展をしていくようになります。
音楽を聞く人が市民や民衆へ変わっていったこともあり、キャッチーな曲も多いのがロマン派音楽です。
この時代の代表作曲家は、まず「第一世代」と呼ばれるシューベルト。
そして第二世代にはショパン・シューマン・メンデルスゾーンがいるほか、後半にはチャイコフスキー・リスト・ワーグナー・ブラームス・プッチーニらも多様な名作を生み出していくこととなります。
「アヴェマリア」
▶ショパン
「子犬のワルツ」
「くるみ割り人形」
耳に残る楽曲が多いですよね~。
また、どんどん作曲家の個性が前面に出ているような印象もあります。
ショパンとか聞いただけでわかりそう。
近代・現代
現代に近づくにつれ、音楽はどんどん多様化していきます。
世俗音楽・・・のちのポップスが隆盛するにつれクラシックの影は薄くなっていきますが、実は近現代にも有名なクラシックの曲はたくさんあります。
代表する作曲家で言うと、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィッチ、ガーシュウィンなど・・・。
「亜麻色の髪の乙女」
▶ラヴェル
「ボレロ」
クラシック、というとロマン派音楽までの楽曲に気が行きがちですが、近現代の曲もすごく良いですよね!
「この作曲家聞かないなんて邪道だな~」とかじゃなく、どの年代が好きか、自分の好みで聞き進めるのが良いと思います◎
まとめ

簡単に図にするとこんな感じ。
今回はざっくりとしたクラシック史を、その年代を代表する作曲家の楽曲とともに見ていきました。
が、これはあくまでざっくり。
クラシックのほんのさわりでしかありません。
興味が出た年代、作曲家の曲があれば、ぜひどんどん深掘りしてみてください!
そうすることでますますクラシックが身近になって、クラシックの真の魅力にふれることができるはずです。