メリークリスマス!
この時期になると流れるクリスマスソング。
もはや季語と言えるほど、季節感を味わわせてくれますよね。
今回はそんなクリスマスソングの名曲たちを集めてみました!
中にはタイトルにピンとこない曲や意外とよく知らない曲もあるかも?
『これこれ!』から『こんないい曲あったんだ!』まで、さまざまな気持ちで楽しんでいただけたらうれしいです◎
!ちなみに今回、明確に「クリスマス」という言葉がない曲は入れませんでした。それはウィンターソングともとらえられるので・・・(無駄なこだわり)
- 1.山下達郎 - クリスマス・イブ
- 2.恋人がサンタクロース - 松任谷由実
- 3.すてきなホリデイ - 竹内まりや
- 4.クリスマスソング - back number
- 5.クリスマスキャロルの頃には - 稲垣潤一
- 6.いつかのメリークリスマス - B'z
- 7.Kissin’ Christmas(クリスマスだからじゃない) - 桑田佳祐&松任谷由実
- 8.メリクリ - BoA
- 9.サイレント・イヴ - 辛島美登里
- 10.チキンライス - 浜田雅功と槇原敬之
- おわりに
1.山下達郎 -
クリスマス・イブ
日本のクリスマスを象徴するかのような1曲。
定番すぎてきちんと聞いたことはない・・・という方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、聞きどころがたくさんある曲なのです!
まず、パッヘルベルの「カノン」と同じコード進行であるということ。
動画1:41~のコーラスの部分をよく聞いたうえで、「カノン」を聞いてみてください。なんとなく伴奏が似ていることに気づくはずです。
それからサビ前の「叶えられそうもない」の拍の取り方が独特で、実際に歌ってみるとなかなか難しい!
他にも音楽的に味わい深い部分がたくさんあり、店内BGMとしてスルーしてしまうにはもったいない魅力を持った曲なのです。
2.恋人がサンタクロース -
松任谷由実
これも日本のクリスマスを代表する1曲!
サビが有名すぎる曲ですが、イントロから聞いたことはありますか?なければぜひ聞いてみてください!意外な入り方に驚くはず。
松任谷由実さんの曲は舞台設定がすごくしっかりしていて、リスナーを曲の世界観に誘うのが上手です。
「恋人がサンタクロース」という発想・設定がもうロマンチック。
そしてそれを初めて教えてくれたのが「子供の頃隣に住んでいたおしゃれなお姉さん」というのが、なんとも情緒があるというか、説得力があるというか・・・。
じっくり聞くほど曲の秀逸さに感動してしまう楽曲なのです。あまりクリスマスらしくないエレキもなかなかかっこいいのでおすすめ。
3.すてきなホリデイ -
竹内まりや
サビを聞けば誰しもがわかる曲。
この曲を聞くと無条件にチキンが頭に浮かぶ笑
この曲、私が子供の頃は「クリスマスの定番」という感じじゃなかった気がします。
私のようにCMを見て育った世代が、この曲をクリスマスの定番、と思うようになっていったのかも。
広告の効果ってすさまじいな、とも思いますが、たくさんの人のクリスマスの思い出にこの曲が紐づいている、というのは、人とのつながりを感じられる温かいことであるようにも思えます。
CM効果で「家族の幸福なクリスマス」というイメージも強い曲ですが、実は歌詞の中にはこんな言葉も。
クリスマスは誰にもやってくる
もしひとりぼっちでも 淋しがらずに
心に住むサンタに呼びかけて
幼い頃の夢を 思い出してごらんよ
すべての人に温かいクリスマスが訪れますように!
4.クリスマスソング -
back number
この曲も近年すっかり定番に!
イントロのストリングスを聞くと「来た来た!」と感じます笑
私はback numberの良さをボーカル・清水さんの歌の上手さと曲の女々しさだと思っています。
back numberの曲の主人公はなんだかいつもウジウジしてちょっと情けなくてw、でも一途に好きな人を思っている。
この人間らしさとひたむきさが、かえって替えの効かない魅力になっているのではないかな、と思うのです。
この曲はさらにドラマチックなサビのラストに持ってくる「君が好きだ」という直球ワードがたまりませんね・・・。
いろんな言い回しで愛を伝えてからの「君が好きだ」。これはもうズルイ。
5.クリスマスキャロルの頃には -
稲垣潤一
なんとこれを書くわずか4日前に初めてこの曲のMVが公開されていました。やったぜ。てか初めてて。リリースから30年以上経っています。
この曲めちゃくちゃ好きなんですが、楽曲のシリアスさのせいか、先に述べた3曲ほどあちこちで聞かないような気がして悲しい・・・。
切ないクリスマスソングというのは洋邦たくさんあるのですが、この「クリスマスキャロルの頃には」はなかでも特にシリアスに聞こえます。
失恋は辛いし悲しいんですが、一番重くて苦しいのは、けんかやすれ違いが起きて、いろいろなことがうまくいかなくなって、もう無理かもしれない・・・という時期なんじゃないかと思うのです。
一年で一番街が華やかに彩られる季節、その時に離れているかもしれない二人の気持ちを想像するってなかなか辛い曲です。でもこの重さ、リアルさが大人になった私にはたまらん・・・笑
ちなみに稲垣潤一さんにはもうひとつクリスマスソングが。
「メリークリスマスが言えない」という曲で、これもめっちゃくちゃ良い曲です!
でもこれも悲しいのよ・・・。
6.いつかのメリークリスマス - B'z
「クリスマスの曲を作ろう!」となると、『多くの人がクリスマスを感じる要素』を含める必要があります。
たとえば鈴や鐘の音、降り注ぐ雪を思わせる階段型のメロディなど・・・。
するとクリスマスソング全般に共通点が出てきてしまうので、個性が出づらくなります。
が、さすがと思わせるのがB'z。
クリスマスでありながら、こんなにもB'z。
また、稲葉さんのボーカルはもちろんですが、松本さんの美しいアコギも聞き心地のよい1曲です。
7.Kissin’ Christmas
(クリスマスだからじゃない) -
桑田佳祐&松任谷由実
こんなコラボ、良い音楽の暴力だろ・・・(?)
元は音楽番組のテーマソングとして「桑田佳祐&His Friends」の名義で発表されたものでした。出演者全員で歌われたそう。私は勝手に邦版We are the worldだと思っています。
2023年にリメイクされたこちらでは、二人がお互いの名曲を歌いあうという神のような演出が・・・!
原曲もリメイク版も曲のあちこちに遊び心や楽しさが散りばめられており、まさにクリスマスプレゼントのような楽曲なのです。
こういう素晴らしい試み、現代でもたくさんのアーティストにいっぱいチャレンジしてほしいなあ・・・!
8.メリクリ - BoA
J-POPの良さがつまっている・・・。
もうタイトルがよくないですか?
「メリクリ」。
まさにこの頃本当によく使われていた言葉だと思いますが、実際「メリクリ」をタイトルに良い曲を作るのはそうとう難しいと思います。
そしてこの曲、サウンドや展開は壮大でドラマチックなんですが、歌詞は実はかなり素朴なんですよね。そのギャップもすごく良くて・・・
コンビニでお茶選んで 当たり前に分けあって
きみの胸にくるまれている
ホテルでケーキじゃない、コンビニでお茶。
それを良いと思える感性がよくないですか?
そして
もっと 好きなヒト強く
抱きしめなさいと 雪は降るの
いや良すぎる・・・。
作詞は康珍化さんという名作詞家で、郷ひろみさんの「言えないよ」など数々の名曲の詞を書かれた方です。さすがとしか言いようがない・・・。
9.サイレント・イヴ - 辛島美登里
これ、クリスマスソングだったんですね・・・!
「さよならを決めたことは けっしてあなたのせいじゃない」のサビが印象的な曲です。
サビも悲しいんですが、Aメロの雰囲気もとにかく悲しい。
悲しい曲フェチとしては垂涎ものです。
あと驚いたのが、辛島美登里さん、こんなにおきれいで細くて、いったいどこからこの深くてしっとりした良いお声が出るのか・・・。
ホールでも負けないお声・・・素敵です。
10.チキンライス -
浜田雅功と槇原敬之
ロマンスじゃない、華やかじゃない。
でも泣ける。心に残る。
そういうクリスマスソングって唯一無二なんじゃないでしょうか。
マッキーはマジですごいな・・・というのを実感させてくれる名曲です。
浜田さん、いろいろな企画で歌を歌うことたくさんあったはずですが、その素朴な歌い方がまったく変わらないのがすごいし、めちゃくちゃ良いです。
「素朴な歌い方」ってすごく貴重で大事で、中途半端に歌がうまいよりずっと自然に聞こえるし、共感も誘うんですよね。これは大きな武器。いや武器のつもりは浜田さんにはないでしょうが・・・。
マッキーのコーラスもむちゃくちゃいいし、あとはやはり歌詞がいい。これでひとつの文学といえます。
貧乏って何?って考える
へこんだとこへこんだ分だけ笑いで
満たすしかなかったあのころ
3番からラストへの展開は、「こう来る」とわかっていたとしても心地よい!
このあたり、さすがJ-POPの重鎮、マッキーですね。
おわりに
お気に入りは入っていましたか?
私は今回あらためて邦楽クリスマスソングを聞いてみて、J-POPというジャンルの良さを再発見できた気がします。
それから、後世まで受け継がれる名曲はやはり、メロが良いですよね・・・。一度聞いた後もつい口ずさんでしまう良さがあります。
みなさんのクリスマスがハッピーでありますように!
お読みいただき、ありがとうございました!
次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice Christmas!🎄
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(私がサンタさんからほしいものコーナー🎅)
(サンタくるかな~🎅)
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