AI作曲って結局どうなの?
って思ってるけどなんだか試せない皆さん。
そんな皆さんのために今回、AIで『ブログが更新できない曲』を作ってみました!
予想外の結果となったので、
- AIに興味がある人
- AIに良いイメージがない人も
ぜひぜひ読んでみてください!
この曲は笑って泣ける!
作曲の過程
想いをこめた作詞(製作時間1分)
AIやアプリにさわる前に、どんな曲にするかをざっくり考えてみることに。
どうせならブログに関する曲がいいよね!ということで、私のブログに関する苦悩をぶちこみました。
以下が歌詞です。
ブログがうまく更新していけない苦悩をぎゅっとつめこみました。皆さんにもブログライターの葛藤・・・みたいなものが届いたかと思います。
ちなみに1分たらずで書けました。
想いを・・・こめ・・・?
AIにどう伝わるかはわかりませんでしたが、とりあえずAメロ・サビなど構成で改行を入れました。
「ああ」のところはCメロにしてほしいが、はたして伝わるか。
希望ジャンルはJ-POP
また、歌詞を日本語にしたため、ジャンルはJ-POPで指定することに。
現代らしく、ロックの要素も入れます。
アップテンポとかバラードとか細かくイメージすることもできましたが、そもそもこんな雑な歌詞で本当に曲が作れるかもわからなかったので、ひとまずジャンルのみ決定。
歌詞とジャンル。
ひとまずそれだけ携えて、いざ作曲!
それでは聞いてください
それでは聞いてください・・・。
Whiskers Note.で
『ブログが更新できないぜ』。
いや渋。
予想以上の仕上がりと感情のこもり具合に笑いました。いい曲すぎんだろ・・・。ギターうなりまくってる。
本当に歌詞とジャンルしか指定していませんし、一発でこの仕上がりになりました。AIが歌詞から私の苦悩を読み取ったとでもいうのでしょうか。
また、「pv」を「ピーヴィー」とネイティブに発音してしまうところに愛嬌も感じます。
あと「ブログが更新できないぜ」のパツッと音が消える演出が若干しつこいのですが、そこを強調したい気持ちが前に出すぎてしまった感もなんだか愛らしい。
私が使用したSuno AIだと2曲ずつ提案してくれる仕様だったため、お言葉に甘えてもう一つ聞いてみることに。
これもいいな~。笑
こちらの方が現代J-POPを感じました。Mrs. GREEN APPLEとかDISH//みたいな。ハイトーンが爽やかでキャッチーです。
Cメロは察してくれませんでしたが、「不安がとめられないのさ」のハモリがあまりに美しいのでもうどうでもいいです。
ただ、「記事数」と「ハウツー」は韻を踏んでいたので、「きじすう」と歌ってもらいたかったかな・・・。(どうでもいいこだわり)
ところどころ漢字の歌詞が中国語?みたいに発音されてますが、歌詞をひらがなで打てば直ったかもしれません。
それでも予想をはるかに超えた出来に感動しました
こんなふざけた歌詞が名曲に化けると誰が想像できるでしょうか。楽しい。
作ってみた感想
ひときしり笑った後、AI作曲というものについて改めて考えてみました。
半端じゃないクオリティ
聞いていただいておわかりかと思いますが、すごいクオリティです。
特に驚いたのはボーカル。こんなに自然な発生・発音・歌い方まで再現できるとは。
歌詞やジャンル・曲調などを指定するだけでここまでのものができあがるるなら、「ちょうどいい曲が適当にいくつかほしい」、みたいな状況にはもってこいですね。
- YouTubeのBGM
- ゲームのBGM
- プレゼン・PRの映像の音楽
などに大活躍しそう。
人による作曲なんてムダになる?
ここまでクオリティが高いとこれからDTMを勉強するのって、もしかしてムダ・・・?と一瞬思いましたが、よくよく考えた結果、そんなことはないと思い至りました。
何度も聞くとだんだんわかってきますが、AIの作った曲だと、発音の仕方や演出の粗さなど、こまかい部分にやはり違和感が残ってしまいます。
BGMなどその曲が主体でないなら、またあまりこだわりがないのならそれでもいいかと思いますが、少しでもこだわりがあると、AI作曲も少し手間ひまがかかります。
修正を加えれば自然な表現に直すこともできるのですが、AIに的確に修正内容を伝えるにはコツがいるのです。
どうせ修正に手間や時間をかけるくらいなら、その時間でDTMに慣れて、思ったとおりの曲を手早く作れるようになった方が建設的な気がします。
メッセージ
また、AI作曲に絶対にできないこともあります。それは「曲で何かを伝えたい」と意図すること、その意図に沿った表現を模索することです。
AIは世の中の失恋ソングに似た曲を生み出すことはできますが、「大切な人を失ったこの気持ちを伝えたい」と思うことも、その悲しみをいちばん伝えられる表現を探すこともできないのです。
人間一人一人に生まれるこの世界でたったひとつの感情を表現しようと奮闘すれば、きわめてオリジナル性の高い楽曲を作ることができます。
AIはもちろん、他の誰にも作れない楽曲です。
まさに芸術ですね。
斬新で唯一無二の作品は人の心をひきつけます。これは時代がどれだけ進んでもAIにはできないこと。
好きにやろうよ
AI作曲は工場の機械化に似ているな、と思いました。指示されたことを、クオリティ高く量産する。おかげで人間はもっとクリエイティブな分野に時間を割けるのです。
曲作りもそう。
自分には苦手な部分・できない部分をAIにお願いして、自分の好きなパートや表現したいところに注力する。
また、『ほどよくポップで明るくて毒がない、クリーンで楽しげなBGM』みたいなものは一切AIにお願いして、もっともっと個性をとがらせる、とか。
AIというライバルが現れた、ではなく、強力な助っ人が現れた、と思えばいいのだと思います。そして自分の作曲に力を貸してもらえばいい。
AIと人とは、音楽の分野でも、きっとうまく共生していけると思います。
まとめ
とにかく曲を聞いてみてほしいですし、そして作ってみてほしい!
AI作曲というものに対する見方が少し変わるかもしれません。
なお、AIが作った曲の商業利用に際しては、アプリやサービスによって制限がある場合も。ご利用の際はご注意ください。
今回はひたすら自分の感想ばかりになりましたが、いずれAIで作曲する詳しい手順なども記事にしたいと思います!
お役に立てれば幸いです◎
お読みいただき、ありがとうございました!
次の素晴らしい音楽でお会いしましょう。
Have a nice music!